star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち台湾旅行に行きました。

入院4日目/手術当日(甲状腺片側摘出手術)

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前回の続き。

 

10:47
いよいよ午後手術。6時過ぎに起床した。朝から何も食べてはいけない。担当の執刀医がやってきて私の首に黒いマジックのようなもので印をつけていく。「ちょうどいいシワがありますね。ここに沿って切れたらいいですね。」気遣ってくれてるのはよく分かるのだけれどちょうどいいシワ、とは。10時までは水分摂っていいと言われたしなるべく摂ってねとも言われたのでDAKARA、水、紅茶、麦茶を飲む。スクワットする。なるべく立ったり座ったりで寝ないようにする。首のストレッチをする。全部気やすめ。スケジュールが書かれた表に指示があった、術後必要なものを棚の上に並べる。着替えのパジャマ、ストロー、コップなど。看護師さんが血圧測定に来た時、棚の上を見て褒めてくれた。続々と励ましのLINEやメールが届く。どんどん怖くなってきた。緊張で震える。えーん。

11:10
看護師さんが点滴用の針を入れに来てくれた。左腕にバンドを巻く。手をグーパーグーパーして強く握る。血管を探してもらう。あちこち触る。嫌な予感。「…うん、ないですねー」うん、ないことは無いと思うんですけど。毎回採血でも細い針に変えられたり時間がかかるので薄々予想はしてた。右側に移って再度同じことを繰り返す。「……ちょっと別の人呼んで来ますね~あっ湯たんぽで腕温めててください!」すまん看護師さん。しばらく経って、点滴職人登場。こすって叩いて一言「なるほど~」。左の手首のグリグリちょい下にいいのがあるそうで、そこを狙うと言われた。ちょっと待って?そこってさ、そこって確か「痛いですか?」「…たぶん痛いです。頑張ってください。」はい。「私もがんばりますね」と看護師さん。お願いいたします。針が刺さる。痛い。けっこう痛い。テストで食塩水を入れられる。冷たいかも、と言われたが冷たいってよりピリピリした。逆流も無いとのことでガードされておしまい。お疲れ様でした。少ししたら針が刺さったところの痛みが減って来た。慣れなのか。人間の体しゅごい。

12:20
夫登場。私を見てまず笑う。点滴の針が入らなかったことなどを話す。

13:00
術着へ着替えるよう指示が来た。パジャマから術着になり、下着もバースショーツ?とか言う紙パンツに替える。ブカブカ。着替えを済ましたところで看護師さんが髪の毛をヘアーキャップに入れてくれる。準備ができたところで席を外してた夫を呼んでもらう。夫、私を見てまず笑う。記念撮影をする。バースショーツ見せたりして手術室からの呼び出しを待つ。怖いんだけど、実感が無さすぎてノンキなもんだった。

13:30
手術室から呼び出しが来た。手術室は6階。私の入院している部屋は4階なので、エレベーターで向かう。エレベーター前で夫とバイバイ。硬い顔した私を夫は笑って見送ってくれた。6階に到着。看護師さんがよくテレビで見るような、いかにも手術室!という感じの、銀色の扉の横にある電話から「入室お願いしまーす!」と大きな声で声をかける。ほどなくして扉が開いた。入ると、目の前に椅子が置いてあり、そこに座るよう言われる。手術担当の看護師さんが目の前に跪きながらにっこり笑いかけてくれる。少しほっとする。名前の確認。手術着を着て、スコープみたいなのをおデコに着けた執刀医が現れる。「緊張してます?」ええそりゃもう。「ですよねぇ。」しばらくして看護師さんと一緒にさらに通路の奥へ進むよう促される。通路の左手にはスタッフの待機室のような部屋。右側にまた同じような銀の扉。看護師さんが足でボタンを押す。ああ、ドラマとかでこの開け方見たことあるな。ちらっとそんなこと思ってる私の前で銀の扉が開く。「こちらへどうぞー!」と、扉の中にいた看護師さんへ大きな声で呼ばれた。中はドラマで見るよりも広くて、なんとなく冷たい感じの部屋だった。気温が寒いと感じたわけではないのだけれど。徹底的に除菌した部屋ってそういうものなのかもしれない。手術台の上に座って、そのまま仰向けに横になるよう指示される。天井からやっぱりドラマなどでよく見る「手術室のライト」が下がってた。これ点いたら眩しそうだなぁ、と思う。上から執刀医とは違う眼鏡の男性に覗き込まれる。「麻酔科医のMです。よろしくおねがいします。」お願いします。「口の中を確認するので開けてみて。大胆に。」任せとけ。「はい、いいですよ。前歯もグラグラしてないね。オッケー。」酸素マスクを着けられる。「風が出るのでね、目を閉じてた方がいいですよー。少しずれても大丈夫ですからねー深呼吸しててー」看護師さんから服脱ぎますよーと言われる。手術着の袖は肩から二の腕にかけてスナップボタンで留められてたことにその時初めて気付く。ボタンを全部外されて看護師さんの声に合わせて腰をあげたら着ていたものがスルッと抜かれた。覚えてる限り、パンツはそのままだったと思う。脱ぎ終わると、看護師さんが機械着けていきますねーと言いながら血圧計や点滴の管を次々と着けていった。何もかも隙がない。誰もが、テキパキと大きな声を出して逐一確認しながら進んでいく。失敗しない、しなくて当然、みたいな気合を感じた。当たり前だけどプロなんだと思った。やっとここで安心できた。「はい、じゃあ点滴入りますよーしみると思いますけどすぐおさまるからちょっと我慢しててねー深呼吸続けてー」M先生の言葉がかかる。・・・あ、ホントだすごいしみるなー、腕全体にジワーっとしたのが広がった、と思い、うんでも本当だおさまってきた…と思ったところで意識がなくなった。

14:50頃
ガチャガチャ、ガヤガヤとした音が聞こえてきた。「終わりましたよ」と言う声が聞こえた。なんだっけ?うわなんか苦しいゴホッ…ん?「無事終わりましたよ」とM先生の声がする。ありがとうございました、と言いたかったのに声が出ない。喉が痛くて動かない。ちょっとここで休みますからねーと言われる。しんどくてずっと目を瞑っていた。そんな私に対して、意識を確認するために誰かからの声がかかる。はい両手でこの指握って、はい足動かしてみて、声出して、イーってしてみて、、、後ろでは新たな『入室でーす』と言う声が聞こえる。次々なんだなぁ。しばらく経ってから、そのままストレッチャーで部屋まで運ばれた。ストレッチャーがベッドの横につけられる。胸の上で両手を組んで、と言われる。せーのでベッドに移される。喉が痛い。とにかく喉が痛い。酸素マスクや血圧計などがまた着けられる。この状態で3時間安静。これが一番辛かった。夫が部屋に来てくれた。先生の説明では、手術はとりあえず成功だと。声帯も問題なく、たとえかすれたりしても数日~数ヶ月で治る範囲、とのこと。腫瘍も見せてもらったそうだが、思ったより小さかったらしい。だんだん落ち着いてくると自分の状態を感じられるようになってきた。目覚めたときから感じていたが、まず、喉が痛い。風邪を引いた時と全く同じ痛さ。人工呼吸で管を入れられてたせいらしい。それから徐々に頭がガンガンしてきた。コメカミがギリギリ締め付けられてるような痛み。首の切られたところは痛み止めの点滴を入れてもらってるせいか、喉と頭の痛みに紛れて感じなかった。医師や看護師さんが代わる代わる様子を見に来てくれる。具合を聞かれるので頭痛を訴える。麻酔の副作用かな?と言う人もいたが、どうもずっと同じ姿勢で手術するため血行が悪くなり偏頭痛を起こす人がいるらしい。何人目かの看護師さんが教えてくれた。頭痛に対しては、安静の3時間を過ぎれば飲み薬の鎮痛剤。今どうにかしたければ座薬で対応できるけど、どうする?と聞かれる。効くのはどっちですか?と聞いたら、すぐ効くのは座薬で長く効くのは飲み薬と教えてもらった。安静の3時間が終わるまで残り45分だったので、頑張って耐えることにして飲み薬を選択した。

18:00
ようやく安静時間が終わる。夫は一旦席を外す。看護師さんに付き添われて身体を起こす。少しめまいがするが看護師さんの言う通り深呼吸してたら落ち着いた。パジャマに着替える。ズボンを履くために立ち上がった。フラフラしたけど大丈夫。着替えが終わって座った状態で夫が戻って来た。そのまま少し話す。看護師さんに持って来てもらった鎮痛剤を飲む。調子に乗ってTwitterしてたら気持ち悪くなってしまい、また横になることにした。しばらくすると鎮痛剤が効いてきたのか、眠くなってきた。夫が寝な、と言って帰り支度を始める。手術前の準備から安静時間が終わるまで、およそ7時間、夫はずっと付き添ってくれた。ありがたさの権化。そのまま時々目を覚ましつつ、でも目が覚めるのはほんの一時で、またすぐ眠り、朝まできちんと眠ることができた。鎮痛剤を飲んだ後は、特に痛みを感じることもなかった。

 

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