そういえばどんな手術をしたのか書くのを忘れいていた。
甲状腺の方は、甲状腺片側摘出術、という名前だった。前の記事でもちらっと書いたが、甲状腺は首の喉仏よりちょい下にある、蝶々みたいな左右対称の形をした器官で、私の場合は左側に腫瘍ができて、腫瘍がちょびっと気管を押しているような状態だった。で、手術では腫瘍だけ取ることはできず、片側全部をばっさり取ることになる。
手術の影響として一番多いのが、声のかすれ。甲状腺のすぐ近くには声帯があり、もちろん細心の注意を払って傷つけないように手術してくれるんだけど、どうしても触れたりしてしまうことは可能性としてあって、その場合、声帯が麻痺してしまい、声がかすれたり出にくくなってしまったり、飲み物を飲むのにむせやすくなったり、一番重いと呼吸ができなくなるため、喉を切開することがある、と説明を受けた。幸い、私はそのどれも起きなかった。
医者は起こり得る中で最悪の可能性を必ず説明する。義務だったり免責だったりするんだろうけど、そんじゃやめます、というわけにもいかない。もうこればっかりはそういうことがあるかもしれないと、うすらぼんやりでも覚悟するしかない。
★実際手術を受けた時の様子はこちら↓