star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

医療保険加入の勧め(入院と手術費がまかなえて何ならプラスだった話)

 先日、費用についての記事を読んだ友人から、この記事のお金と医療保険は別?と聞かれたので、医療保険についても書いておこう。

 まず、医療保険は健康保険とは全く別のもの。健康保険は、自分や自分を扶養している人が働いてる会社、または住んでいる市区町村からカードや冊子っぽい大きさの紙を渡されて、病院に行くと必ず言われる「保険証出してくださーい」でそれを出す保険。日本では加入が必須のもの。
 一方の医療保険は民間の商品、サービスで完全に自分の意思とお金で入るものになる。医療保険に入ると月々いくらかのお金を払うことになり、入院したり、大病したり、死んだりした時にお金がもらえる。もっと詳しいことは、今あなたがこれを読んでいる機械で調べることが可能です。

 私の場合の話をすると、掛け捨てで最低限の保険に加入している。『掛け捨て』と言うのは、手術とか入院とかしない限り、解約しようが何年払い続けようがお金は何も戻ってこない保険商品で、その代わり保険料が安くなる。
 そして医療保険には「加入日」と「保障開始日」が違う場合がある。この2つが違うと、保険料は加入日から発生するが、保障開始日より前に病気にかかっても保険金は支払われないことになる。癌保険などに多い規約だ。今回、私は病院に行ってすぐ癌だと診断されていたら保険金が支払われない可能性があった。結局、癌じゃなかったのであまり関係なかったが。甲状腺と卵巣どちらも、医療保険のみ保険金が支払われた。

 私が支払っていた保険料と実際に支払われた医療費は、↓のような感じ。

★保険料:およそ6,900円/月
 
●甲状腺の入院まで保険料を支払っていた期間:11か月
=甲状腺の入院までに払った保険料:約75,900円
⇔支払われた保険金:93,000円
◎病院への支払いはおよそ7.5万円

●甲状腺で保険金を支払われた後、卵巣の手術まで保険料を支払っていた期間:9か月
=卵巣の入院までの保険料:約62,100円
⇔支払われた保険金:106,000円
◎病院への支払いはおよそ6万円

 何年払い続けようが、支払われる保険金が高くなるわけじゃないので、病気しない期間が長ければ長いほど医療保険に入ってるのがもったいなくはなる。加入して支払うお金を自分で貯金した方が良い、という声も聞くし、加入期間が長くなるほどそうかもしれない。でも病気はいつなるか分からないし、お金が貯まるのを待ってくれるわけじゃないから、罹った時点の貯金額で治療費がまかなえる保障も無い。それに、どうせ貯めるなら貯金は楽しいことに使いたいとも思うので、私は医療保険の加入を勧める派だ。20代のうちに入れば保険料はもっと安く済むし、健康診断の結果に何の問題も無い間じゃないと、保険に加入すること自体が難しくなってしまう。また、若い方が病気にかかる可能性は低いので、保障開始日までの期間をあまり気にしないで済む。今あんまりピンと来ていない、若い人ほど保険の加入を検討してほしい。

 

★再掲。医療保険以外の入院費用の話↓

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