star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

布ナプキンの購入できる場所や使い方について

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以前、不正出血の対策として布ナプキンを利用していることを書いたとき、布ナプキンについていくつか質問してもらったので、もう少し詳細をご紹介したいと思う。

www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site

使い方は普通のナプキンとほぼ変わらない。パンツに付けて、履く。パンツは生理用のを使っても大丈夫だし、軽ければ普通のパンツでも問題ない。ナプキンの形は、紙ナプキンと同じ羽根つきと羽なしがあり、その他に紙ナプキンと違うタイプとして2枚重ねて着けて、肌に直接当たる布だけ交換するようなものもある。この重ねるタイプは重ねる分だけ吸い込む布が多いことになるので、量が多い時などに向いている。布を交換する頻度も、紙のナプキンとあまり変わらない。最初のうちは本当に漏れないか心配だと思うので、家にいる時に試してみると良い。あとは、布ナプキンの下に今まで使ってた紙ナプキンを敷いてみるのも良いと思う。漏れに対して不安を感じず使い心地を確かめられる。

外出の時はジップロックが便利。使い終わった布の汚れてる部分を内側にしてたたんでそのままジップロックに入れておき、家に帰ってからまとめて洗えば汚れはちゃんと落ちる。販売サイトなどでは重曹を水に溶かしてスプレー容器に入れて携帯し、ジップロックにしまう前に汚れた部分へスプレーしておくと洗濯するときに落ちやすくて楽、と紹介しているところもある。これは昔やってみたけど、まぁ、うん、確かにそうかもね。くらいの効果だったから、気になる人はやったらいいくらいで必須ではないと個人的には思ってる。私の場合は、今はそれほど量が出ていないし、1日1枚で過ごしていて使った布ナプキンを持ち歩く事がないため全然やってない。

洗い方は、通販サイトなどでは重曹を溶かした水に一晩つけ置きして、その後洗濯機で洗う方法などがよく紹介されている。以前はこのやり方に倣っていたけど、今は脱いだその場でウタマロ石鹸を塗ったくり、ぬるま湯でしっかり泡立てながらガシガシ洗っておしまい。これで汚れは外に干しても気にならない程度まで落ちる。漂白剤NGと注意書きされているところもあるようなので、このやり方が正しいかどうかは分からない。分からないけどあんまり気にしてない。私にとっては使い方に面倒臭さを感じて使用を止めてしまう事の方が不利益だから。

素材は、私が使ったことあるのは木綿と麻。どのメーカーでもこのどちらかで出来ているものがほとんどだと思う。両方使った私の感想は、木綿は柔らかくて肌触りがいいのがメリットで、麻に比べると汚れが落ちにくかったり耐久性が少しだけ落ちるのがデメリット。麻は丈夫で汚れも比較的落ちやすくガシガシ洗えるのがメリットで、木綿ほど着け心地が良くないのがデメリット。どっちを選ぶかは完全に好み。とにかく可能な限り余計な手間を省きたい私は、今はガシガシ洗える麻を愛用している。

購入できる場所は、昔は通販がメインだったけど今は店頭での取り扱いも専門店もけっこう増えた。検索すればいくらでも販売情報は出てくるけど、私が知ってるところをご紹介しておく。

■メイドインアース
布ナプキンの老舗じゃなかろうか。確か、一番初めの布ナプキンはここで購入した。優しい色合いでかわいくて使いやすい。 madeinearth-store.jp

■レメディガーデン
実店舗が多い専門店。実際に物を見て、店員さんにあれこれ聞けるのはやっぱり心強い。 ≪2021年1月追記≫ 実店舗がぐんと減ってしまったのと胡散臭いワードばっかり並んでいるけど、ここの一体型は使い勝手が良い。 www.remedy-garden.co.jp

■木糸土
ご紹介した中では唯一自分で買ったことが無いお店だけど、駅ビルとかにテナントとして入ってることが多いので実物を見るのに行きやすいのではと思ってご紹介。専門店では無いが、だからこそ気軽。

≪2021年1月追記≫ 店舗情報が消えてしまった。実店舗が存在するのか、実店舗で布ナプキンの取り扱いがあるのか不明。


≪2021年1月追記≫
■N's Factory
直近で購入したサイト。作りが丁寧でしっかりしているし価格もお手頃。

www.creema.jp


購入にあたっての注意点だが、布ナプキンについて調べてくうちに、サイトとか、何なら専門店の店員さんですらきっと「冷え取り」だの「経血のコントロール」だの「紙ナプキンは石油を使った吸収ポリマーが体内に入ってしまう」だのもっともらしく言ってくると思うが、取り合わなくてOK。木綿や麻が身体を温める素材なら、登山用品には木綿製や麻製がたくさん出回ってるはずだ。そんなものが見つかるか、登山用品店のサイトで確かめてみてほしい。まず無いから。だいたい、首だってお腹だって温めたいところに布を巻いて温めてるのに、なんで子宮と卵巣に限ってはどちらからも遠い距離に布ナプキンを当ててることが温めてることになるのか、理屈が全然分からない。私一人の意見じゃなく、女医さんが分かりやすくきちんと説明されているサイトがあるので、ぜひ読まれることをお勧めする。

p-dress.jp

じゃあ布ナプキンを使うメリットって何?って話だが、肌への優しさ、ゴミが出ないところ、見た目のかわいさ、だと思う。長い目で見たら紙ナプキンよりコストがかからないと言う説もあるけど、下着と同じ役目だと考えると、1回買ったら一生使えるとは言い難い。せいぜい2~3年くらいじゃないだろうか。そして布ナプキンは結構高い。5~7日分きっちり揃えたら2万円は超える。2万円を36か月(3年)で割ったらひと月555円。ひと月555円あったらまとめ買いとか利用すれば十分紙ナプキンが買える。ので、コスト面での利点は言われてるほど無いと思う。

布ナプキン以外にもディーバカップとか、生理用品に色んな選択肢が増えてきている。紙ナプキンだってどんどん進化している。どれが良いかは人によるし同じ人でもその時の状況でまた違ってくるだろう。あまり変な俗説にとらわれず、自分に合うもの、楽なものを探したら良いと思う。ただ、一通り色々試してみることはお勧めしたい。繰り返しになるが、その時々の状況でベストは変わる。経験値を増やしておけば、あらゆる場面でより良い選択ができるはずだから。

≪2021年1月追記≫
月経カップと生理用パンツも利用するようになりました。使用レビュー書いたのであわせてご覧下さい。

www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site