star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち台湾旅行に行きました。

台湾の生元薬行という漢方薬局で子宮内膜症について脈診してもらった話

婦人科系の病気では、漢方の話をよく耳にする。代替医療は糞喰らえだけど、漢方は日本の病院でも処方されているし、本場で診てもらって調合された薬なら西洋医学で出されるそれとはまた違った効果があるかもしれない。それに、お医者さんからも、西洋医学とは違ったアプローチからのアドバイスをもらえて病状が改善されるかもしれない。そんな淡い期待をもって、新婚旅行先の台湾で漢方薬局に行ってみた。

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中医の手はとっても暖かく、鼻毛がもっさり出ていた。

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書いてもらった処方箋。日本から購入できるという案内文が同封されてた。

私が行ったのは、生元薬行という油化街の近くにある漢方薬局。日本語スタッフが常駐しているとガイドブックやサイトに書かれていたのでここを選んだ。特に予約などはせず、ネットで営業時間を調べて飛び込みで行った。
※お店の営業時間と、脈診してもらえる時間は異なるので、脈診目当てに行く場合は要注意。

お店には、17時半くらいに到着した。店内はまさに「漢方のお店」という感じで、壁に沿ってコの字に立派で背の高いカウンターが設置されていて、カウンターの後ろの壁沿いにはたくさんの瓶や缶が並んでいる。少しキョロキョロしているとすぐに女性の店員さんから日本語で「脈診ですか。」と聞かれた。はい、と答えると、夜の診察時間は18時からですと教えてくれたので少し外で時間をつぶして、18時10分頃再度訪問したら既に地元の方が診察中だった。

私たちはその後ということで番号札を渡されて店内で待機することになった。案内は全て日本語が話せる女性が担当してくれて、ずっとスムーズで全く何の不安も無かった。診察する場所はお店の奥にあり、壁やドアは無くてオープンなスペースだった。

「脈診」というのは中国医学独特の診察のしかたで、脈を測ったり舌や目や顔色などを診たりして身体全体の状態から病気の原因を探るものだそうだ。私は実際診てもらうまで、何も聞かれずいきなりさっと脈を取られて顔とか口の中とかをじっと見られて、あなたは●●が弱い、みたいにズバリ悪いところを当てられてエーッ!!ナンデ~!?と驚くような流れを想像していたのだが、いざ受けてみると実にちゃんとした診察だった。占いじゃなかった。

最初に気になる症状を自ら話す。私は今回、甲状腺のことは置いといて完治していない子宮内膜症のことだけを話した。それから、先生が脈を測りながら通訳を通して身体の調子を色々尋ねてくる。生理痛はひどいか、朝起きた時に喉が渇いてないか、唇がかさつかないか、おりものは黄色くないか、などなど。(私の答えは全て「はい」だった)質問されている間も脈診は続き、右、左と片方ずつの脈を順番に測られて、最後に両腕同時に測られる。診察はそれでおしまいだった。

「まず、食べない方がいい物があります。」通訳の女性が診察した結果を伝えてくれる。「油もの、辛いもの、ぱさぱさするものです。」説明は続く。「身体の中に熱がこもっているので、熱を出すような食べ物や水分を奪うような食べ物がだめです。野菜をたくさん食べて下さい。野菜と魚。それと水をたくさん飲むと良いです。」お湯とかお茶ですか?と聞いてみた。「別にあたたかくなくていいです。お水で大丈夫。」説明は以上だった。

その後、漢方を買っていくか、必要な量はどのくらいか聞かれて処方箋を書いてもらう。とりあえず1か月分でいいですか。と聞かれたのでそのままお願いした。漢字の国の人だから当たり前なのかもしれないが、先生の書く処方箋もカルテも、書き慣れた人のとても綺麗な漢字が並んでいて、手書き文字コンプレックスを持つ私はそれをもらえただけでも嬉しかった。

処方箋を持って、販売スペースに戻る。通訳してくれた女性が処方箋を調剤師さんに渡してくれる。調剤師さんは電子スケールにプラスチックの透明な筒状の容器を置き、後ろの棚から大きな缶を取り出して中の粉をバサバサと容器に入れ始めた。どこで調合が始まるんだろうとわくわくしながら見守っていたが、それがすべてだった。ちょっとだけ残念な気持ちになった。

できあがった私の薬は黄土色っぽい粉薬で、コンビニでデザートにつけてもらうようなプラスチックのスプーンがついてきた。このスプーン山盛り3杯が1回の量で、1日3回食後に服用とのこと。こういう説明も全部流暢な日本語でしてもらえる。ノンストレス。

薬の味はいかにも「漢方」という味だった。大正漢方胃腸薬の激しいやつって感じ。飲んだ後味がつらかったらこれを舐めて下さい、と梅味のラムネみたいなタブレットをもらったんだけど、そっちの方が梅プラス漢方風味というなんとも独特なお味で、薬そのものよりまずかった。

気になるお値段だが、3200元くらいだったと思う。(1元=およそ4円)漢方は本場でも高い。まぁ日本語でしっかり対応できるし、店構えがかなり立派だったので、ここがお高めなお店だったのかもしれない。

効果のほどだが、正直ピンとこない。ただ、粉薬のため会社に持って行きにくかったり、数日飲み続けても目に見えるような効果が無くてやる気が失せてしまったりで、あまり真面目に定められた用法・用量を守って飲んでないし、避けろと言われた食べ物もわりと日常的に食べてしまっているので、「効かない」とも断言できない。とりあえず、漢方は不真面目で根気のない人間に向いてない事だけは良く分かった。診断結果には自分の身体のこととして感じる説得力があったので、似たような症状をお持ちの真面目で根気のある方に、ぜひ漢方と食生活の改善を試して頂いて結果を教えてほしい。




★まぁでも旅先だしいろいろ食べちゃいますよね。↓

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★諦めて西洋医学の薬を飲んでいる様子↓

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