star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち台湾旅行に行きました。

人間ドックデビューした話③(検査の様子)

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いよいよ各検査の様子。問診票と、各検査が終わったかどうかのチェックシートが挟まれてるバインダーを持ちながらスタッフの方に案内されて病院内をあちこち歩き回って検査を受ける。検査の順番はうろ覚えだが、だいたい書いた通りだったと思う。



胸部X線

健康診断でもある、ごく普通の肺のレントゲン撮影。髪の毛をおろしていたので、検査室に置いてあるクリップやゴムやシュシュなどから、好きなものを使って高い位置でまとめるよう言われる。多少後れ毛があっても構わないとのこと。検査着は着たまま、機械に胸を押し付けてサクッと撮影してものの数秒で完了。

頭部MRl・MRA検査

今回唯一選んだ有料オプション。頭部の輪切り画像を撮影して、脳腫瘍や、脳の血管の異常が無いか調べる検査。強力な磁気を発する機械なので、貴金属NG。入れ歯やインプラントなど、歯の治療に金属類使ってたらNG。カラコンNG。マスカラやパウダーなどの化粧NG。万が一金属類が身についていた場合、その金属がおもっくそ機械に引っ張られてビタン!とくっついて離れなくなる。引っ張られたのがコンタクトや歯など、身体の中にあるものだとしたら・・・?想像するだけで怖い。

まず検査室に入ると大きな筒の前のベッドに腰掛けるよう促される。このベッドごと筒の中に入って検査されるのだ。腰掛けたところで名前の確認。それから耳栓を渡された。

自分で耳栓をつけてから筒の方へ頭を向けて横になる。検査師の方が耳栓した上からさらにタオルなどを耳に被せてガードしてくれる。お腹のあたりをベルトで固定されて、さらにヘッドギアみたいなもので頭を固定される。オマケに胸のあたりに平たい重しのようなものが置かれて体の準備は完了。最後に左手に緊急時用のブザーを握らされる。ブザーは、手のひらサイズのラグビーボールみたいな形で柔らかい。昔、カエルに空気を送り込んでピョコピョコ跳ねさせるおもちゃがあったが、あれの空気を送る部分によく似ている。検査中何かあったらこのブザーをギュッと握るように言い残し、検査師さんは部屋から出て行った。

甲状腺の手術でも卵巣の手術でも、術前の検査として必要な項目だったので勝手は分かっているが、どうしてもこの検査だけは慣れない。とにかく音がデカい。耳栓しててもうるさく感じるレベルでデカい。しかも音の鳴り方が不規則で複数パターンあって心づもりができない。そして機械の中が狭い。動くと画像がブレて何も分からなくなってしまうので、身動きがとりにくい状態で身体にほぼピッタリサイズの筒の中へグググーッと入れられると、狭所恐怖症ではないはずだが怖くて心臓がドキドキしてしまう。毎回、始まって数分くらいはドキドキ緊張した状態で受けている。今回もそうだった。

しばらくすると落ち着かないなりになんとか慣れてくる。さすがに眠るまではいけないが、ぼーっととりとめのないことを考えながらただひたすらジッとしている。10分くらい(体感的には15~20分くらい)経ったろうか。機械が静かになり、検査師さんが外からマイクで「画像確認してるのでもう少しお待ちください」と声を掛けてきた。さらに3分ほど待っていると、画像には問題が無かったようで、検査師さんが部屋の中に入ってきて色々取り外してくれた。起き上がって少しふらつきを感じながらも次の検査へ向かうために、いったんロビーへ戻った。

聴力/身体計測/視力/血圧

ロビーへ戻り、ソファに座っていると数分してまた看護師さんに呼ばれた。まずは聴力の検査として、防音で、電話ボックスくらいの小さな部屋に入った。機械の前に座ってヘッドホンを着ける。親指でてっぺんを押すタイプのボタンを手の中に握り、音が聞こえたらボタンを押すよう指示されて部屋のドアがすぐに閉まった。言われた通り音が鳴ったらボタンを押す、を繰り返してほんの数十秒で検査は終了。

そのまま防音室を出て、向かい側にある身長体重が一度に測れる機械の上に、描かれている足型にあわせて乗るよう言われる。言われた通り立っていると頭の上から三角定規みたいなのが降りてきて頭に軽く触れた。これで身長が測れたらしい。その間に体重も測り終わっていた。

身長体重が終わったら視力検査。顕微鏡の両目版みたいな機械におでこをあてて中を覗き込む。視力検査でおなじみの「C」の色んな方向を向いてるやつが機械の中に表示されるので、穴の開いている方向を手元のボタンで回答する。片目ずつ、4~5個も答えただろうか。これもほんの1分ほどで終わった。

視力が終わったらすぐ隣に置かれていた血圧計に腕を通す。じっとしてるうちに3分ほどで計測完了。この部屋の検査は全てあっけない感じだった。そのままロビーではなく、部屋のすぐ外にある椅子で待機するよう言われて外に出た。

眼底・眼圧

しばらく廊下で座って待っていると、薄暗い部屋へ案内された。先程視力検査で使ったような、顕微鏡の両目版みたいな機械に再度おでこをくっつけて、まばたきせずに正面を向いているよう指示される。この状態で目に空気をプシュッと当てて眼圧の検査をされる。まずは左目にプシュッ。「あれっ、高いわね、もう一回やらせてね」プシュッ。「・・・うーんもう一回」プシュッ。「・・・眼圧高いとか言われたことある?」はい、十年以上前に精密検査しました。結局何とも無かったですけど。と答えて、結局(おそらく)数値は高いまま終了。右目は1度ですぐ終了。そのまま隣に置いてあった同じような機械に移り、目に強い光を当てられて眼底の撮影。ここは左右一度ずつ、すんなり終了。今度はロビーで待つように言われた。



腹部超音波

ロビーでしばらく座っていると5分くらいでまた呼ばれた。今度はお腹のエコー検査。検査室の前で2〜3分順番待ちをして中に呼ばれる。

ベッドに横になり、上着は胸の下あたりまで上げて、ズボンは恥骨ギリギリまで下げるよう指示された。滑りを良くするため、お腹にゼリー(と言われるけどまあいわゆる一つのローションですよね)を塗りたくられて、バーコードを読み取るような形した機械を、お腹の上であちこち滑らせる。滑らせながら「はい、大きく息を吸って〜、止めて〜、はい、楽にしてください〜」と言われる。時々、息を止めてるところで機械が止まり、パチン、パチンとモニターの下にあるキーボードみたいなボタンを操作していた。

同じことを繰り返されるうちに、「はい、楽にしてください〜」だけ言われなくなって、えっ息止めてるの、まだ止めてるの、いつ楽にするの、と戸惑いながら勝手に息を吐いて楽にしたりしてた。めんどくさがらずに最後まで教えてほしい。

機械が動く範囲だが、縦はヘソの上くらいから恥骨あたりまで、横は背中ギリギリの真横までと、隅々まで見てくれた。ところどころでグッと押されるため少しだけ痛かった。検査にかかった時間は5分くらいだったと思う。

心電図/肺機能

またロビーに戻って待機して数分で呼ばれた。わりと目まぐるしい。今度は心電図だった。これは健康診断でやる人も多いと思う。

ベッドに横になって、左胸のまわり数カ所に吸盤を着けられて、左右の手首足首を洗濯バサミの大きいやつみたいなので挟まれる。あとはじっとしてるだけ。3分くらいで終わった。この検査が楽で一番好き。

内科診察

またまたロビーへ戻る。今度は少し待ち時間が長かった。それでも10分あるかないかくらいだったと思う。診察してくれたのは若そうな女医さん。先に書いて渡してあった問診票を見ながらまずこれまでの病歴を聞かれた。甲状腺の左側半分を取ったこと、チラージンを服用してること、今は半年に一度の通院で特に問題も起きてないことを口頭でも説明する。

「半年に一度ってことは間に薬だけもらいに行ってるの?」と聞かれた。「いえ、半年分処方してくれるんです」と答えたら「あらそうなの?」と少し驚いて笑ってた。たしかに半年分の薬ってけっこうボリュームある。

それから首の触診。「うん、手術の傷も綺麗ですね」と言ってもらえた。触診が終わったら聴診器で胸の音を確認。最後にベッドに横になって乳がんの触診。触診の仕方が面白った。両手でろくろ回すみたいに触られた。全て問題なく終わった。

乳がん検査

診察室を出てすぐに移動。今度は乳がん検査。移動した先では、先客がいて10分くらい待った。入るとすぐに別の検査着に着替える。それまで着てたものより薄くて、ガウンぽくて前が開きやすい。着替え終わったらすぐに機械の前に立たされる。

技師の方はめちゃくちゃ慣れてて『はーいここに立ちまーすはい顔は正面でーはい腕をここにかけてーはーい一度で終わるように撮り逃しがないようにしますからねーいきますよーはい息止めてー!はいっ、じゃあ反対側いきますねーこっち向いてはい今度はここに手をかけてーはいっ撮り逃さないように全部見ますからねーはいっ』というような感じで、上下から押しつぶされた映像と、左右から押しつぶされた映像を左右それぞれ1回ずつ撮影して終了となった。

驚いたのは、私はあとに撮影した左側だけ若干痛みを感じたんだけど、その左を挟む直前に「ちょっとこっちは痛いと思うけどがんばってねー」と言われたこと。どこをどうしてこの乳は痛いだろうなと見抜いたのか。どこにでも職人技はあるものだ。

子宮頚がん検査

それからまたロビーで5分ほど待っていると次の婦人科検診に呼ばれた。婦人科検診は、なんとその日できたばかりの新しい部屋に通された。

部屋の中にはさらに3つほど小さな部屋が並んでいて、ドアの前にソファが置かれていた。やたら綺麗で、新しいうちの匂いがまだプンプンしてて、そして人の気配が無かった。こわ。少しすると、静かに看護師さんが小部屋の一つから出てきて、入り口のそばに置かれたミニコンポを起動させた。ヒーリングミュージック的なBGMが流れ始めた。こわ。

その後3分くらいで呼ばれて一番奥の小部屋に入った。見た感じ5〜60代の女医さんが座っていた。ざざっと問診票を見て卵巣の内膜症で治療中なのね、と確認されてからまず内診しましょうということでとなりの小部屋に置かれた診察台に横になった。

機械が動いて、仰向けになって足を広げた状態で固定された。先生がすぐに来て子宮頸がん検査のために器具を入れて組織を採った。とくに痛みとかは無し。その後内診をされる。手を中に入れられながら下っ腹をグッグッと押された。少しだけ痛かった。内診が終わるとまた入ってきた小部屋に戻り、とくに問題は無さそうです、薬の影響だと思いますがちょっと出血してるのでかかっているお医者さんに様子見てもらってね、と言われて終了。かかりつけがいたらまぁこんなもんかな。

血液検査

婦人科検診が終わってロビーで待機する。ここまでは待ってもせいぜい10分程度だったが、残りあと2項目というところでだいぶ待たされた。

20分くらい経っただろうか。ようやく採血室へ案内された。私は毎回採血でご苦労をかけてしまうので 若干緊張気味で入室。どっちの手でも良いですよ〜と言われたが、どっちがとりやすそうですか?と質問してしまった。バンドで二の腕を締めてこすったり手を強く握ったり、を左右で試す。看護師さんが何度も肘の裏側を擦ってようやく左でいこうということになった。

針を刺されるのが苦手な私は、腕が決まったらあとは決して見ない。採血の間、この後の流れを説明してもらった。採血と、この後の胃カメラで使う鎮静剤を入れる用に細い針を刺しっぱなしにするそうだ。針は柔らかくて細いので腕を曲げてもOKとのこと。ふむふむと聞いてるうちに採血が完了した。刺しっぱなしの針を透明の絆創膏みたいなシールで固定してもらって完了。

大丈夫と言われても、血管が細くて長く耐えきれず点滴が漏れたこととかあるし、やっぱり腕を曲げたり動かしたりするのにビクビクしてしまう。腕をそっと動かさないようにしながら、また、ロビーで時間を潰した。

上部消化管検査

採血して針を刺した状態でロビーに戻ったが、ここからが一番長かった。3〜40分くらいずっと待っていた。

胃カメラの検査で鎮痛剤を使った場合、すぐに帰れずしばらく安静にしなくてはいけないので、そこの空き待ちもあったのかもしれない。それにしても待ちくたびれた。

ようやく呼ばれて、まずはソファに座ってトロリとした水を飲まされる。何も説明されないが、後で調べて胃の動きを止める薬っぽいことがわかった。それから喉の麻酔。先に飲んだ液体よりもとろみの強い、ゆるいゼリーみたいな液体を飲み込まずに喉に貯める。ソファの背もたれの上に枕が置かれていて、そこにもたれるようにして上を向いたままじっと5分間。

最初は何ともないが、だんだん喉とか口の感覚がじわーんと麻痺して来る。どうしても反射的に飲み込みそうになるのをどうにか我慢する。これがなかなか辛かった。ここでできるだけ喉の奥の方に液体を留めておくと、喉の奥に麻酔がかかって胃カメラが少し楽になるという。私はうまく喉の奥まで麻酔をかけられたのか、自分では全然わからなかった。

5分ほど経つと看護師さんが戻ってきてそのまま液体を飲み込むように言われる。ちょっと苦くて薬っぽい味。それから検査室に移動。身体の左側を下にして横を向いてベッドに寝る。胃カメラや管を噛まないようにおしゃぶりの吸うところがないやつみたいなのをくわえさせられる。このくわえた板の真ん中に穴が開いていて、そこから胃カメラが入っていく。つば飲み込まないでそのまま垂らしてくださいね、と言われて口の下に銀色の皿が置かれた。お薬入れますから眠くなったら無理せず目をつぶっててくださいね。と声をかけられるやいなや、まぶたがすごい重さで下がってきた。

大きな声で名前を呼ばれて目が覚めた。終わりましたよ、と言われてベッドから起き上がり、そのまま自力で歩いて、足裏マッサージ店に置かれているような背もたれが倒れてるゆったりとしたソファに座るよう促された。そのまま毛布をかけてもらいスゥっと眠った。1時間くらいだろうか、自然と目が覚めて、それでもぼんやりしていたところで、急に検査中目の記憶がぼんやり蘇った。

私、検査されてる時ものすごいゲェゲェえづいてて、看護師さんにずっと背中をさすってもらってた。自分で手を伸ばして管を外そうともしたかもしれない。なんとも不思議な感覚なのだが、相当苦しかっただろうなとは思うものの、それは映像で浮かんでくる自分の姿に対する想像でしかなくて、感覚としての記憶が全くない。夢に似てる。

だから怖かったとも嫌だったともなんとも思っていないのだが、うすらぼんやりとした記憶が残ってしまうほど苦しかったのかと考えると少し恐ろしい。もともと嘔吐反射が強いので、鎮静剤無しだったらとても耐えられなかっただろう。それにしても最初から最後まであんな調子だったのだろうか。あれだけえづいてる人間を前によく止めずに最後まで検査してくれたなと思う。本人の意識がほとんどないところでずっと背中をさすってくれてたことも、なんかすごくありがたいなと思った。

そのまままどろんでると看護師さんからどうですか、まだ休みますかと声をかけられた。目は覚めてたのでもう大丈夫です、と返してロビーへ戻った。



終わってから

ロビーに戻り、バインダーをスタッフの方に渡すと、まずお着替えを済まして来てください、と案内された。ささっと着替えてひとごこちつき、すぐにロビーに戻る。どうしたって鎮静剤を使った後なのでなんとなくぼんやりはしてたけど、そこまで調子も悪くなく、とりあえずものすごくお腹が空いていた。

5分くらいして名前を呼ばれる。検査は全て終了したこと、結果は残り1回の便を提出してから3週間くらいで郵送されることを説明された。そしてオプションのお支払い。しめて27,000円ナリ。高いなあ。まあ会社で補助される身で文句言うもんじゃないかもしれないけど。

お会計が終わって、お待ちかねのランチ券を受け取った。病院の入ってる新大手町ビル内にあるお寿司屋さん、中華料理屋さんと、向かい側にある丸の内オアゾのイタリアン、豚料理専門店などで、2,000円までのお料理が食べられる券だった。

2,000円?!けっこうガッツリデザートまで食べられそう!って思うじゃないですか。さすが丸の内価格。2,000円で食べられるのはそれぞれのお店で一番下の価格帯のお料理でした。東京怖い。まあでも私はイタリアンのお店に入ってパスタコースにしたのだけど、ちゃんとしててとても美味しかったので、やっぱりランチ券付きにして良かった。

総じて良い病院だったと思う。そこまで待たなかったし嫌な対応は一つも無かった。胃カメラのところでもある通り、看護師さんも優しい。色んなところを試してみたい好奇心の方が強いけど、人に勧められるしまたここでも良いかなと思う。



結果

出てきた結果はこちらの通り。

精密検査って書かれるとビビるが、尿検査は不正出血中だったし、まあ目はもともと悪いし、血液の炎症反応もけっこう簡単に風邪とか疲れとか虫歯で上がるものらしいし、楽観してる。とりあえず歯が痛いのでそれを治してから念のため病院に行ってもう一度血液検査して、眼科にもその後行こうかなといったところ。




★人間ドックとかではみつからない病気もあるので過信は禁物ですという話↓

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