2日目。↓の続き。
www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site
今回は2泊3日の旅行にしたので、フルで動ける唯一の日。なんだけど、朝ごはんを提供するお店とか市場とかは別として、台湾のお店はわりとゆっくりめにオープンする。行きたいお店は10時/11時オープンのところが多かったので、我々もゆっくりめに活動を開始した。
まずは朝ごはん。8時ごろ起きて、ホテルのレストランに向かう。ビュッフェ形式だった。スタッフとグッドモーニングを交わしながら一通り並べられている食べ物を物色。種類がものすごく多いわけじゃないけど、台湾料理にかたよらず、サラダやサンドイッチや小さなハンバーガーなどまであって、バリエーションに富んでいて良い。
夫もいたく気に入った様子。窓際の席で、ハトによく似てるけどハトより細い鳥やスズメを見ながらのんびり美味しくいただいた。お腹が十分満たされたところで部屋に戻り、身支度を整えてすぐに出発した。
好,丘
雑貨とカフェが併設されているお店。四四南村という、古い家屋を残したリノベスポットにある。今回の旅行では、雑貨屋さんぽいお店を色々巡ってみたけど、ここの雑貨が一番値段とかわいさとおもしろさのバランスがいい。こじんまりとしたスペースをゆっくりゆっくり見て回り、各々気に入ったものを購入。中でも、もう何年もずっと探して続けていたかわいいレンゲをようやくここで見つけられたのは嬉しかった。
一通り好きなものを好きなだけ買って、同じ建物の中にあるアイス屋さんでアイスを食べようとしたのだが、開店までまだ30分くらいあった。どうしようか少し迷ったが、せっかくだし開くまで待とうということになり、好,丘のカフェで時間を潰すことにした。
このお店は台湾産の食材や自然素材にこだわっていて、ベーグルが人気。今回お腹はそこまで空いてなかったのでベーグルは見送り。でもせっかくだからスイーツは頼んだ。このスイーツたちも手作りだそうだ。メニューには日本語と英語が並記されていて、店員さんは英語なら大丈夫な様子だった。
スイーツはどちらも素朴で甘くておいしかった。アメリカンコーヒーはアメリカンでもかなり濃い。黒蜜カプチーノは飲み物に蓋をするようにミルクの泡と黒蜜がたっぷりかけられてて美味しかった。ゆっくりゆっくり食べて飲んでアイス屋さんのオープンを待つ。食べ物食べながら食べ物屋さんが開くの待つって我ながらデブの真骨頂だと思う。
ようやく11時を過ぎたので好,丘をあとにした。今度はベーグル食べてみたい。
好,丘
<住所>
台北市信義區松勤街54號
<営業時間>※要確認
月~金10:00~21:30・土日9:00~18:30
第一月曜定休
<食べたもの>
・パイナップルケーキ…100元
・アメリカンコーヒー…120元
・ストロベリースコーン…45元
・黒蜜カプチーノ…150元
<お支払い>
後払い
<日本語>
×
<英語>
○
Midori/蜜朵麗
好,丘のカフェを出てまっすぐアイス屋さんへ向かった。
壁に掛けられたメニューを読んでいく。英語と漢字が並んで書かれているので、両方読みながら味を想像していく。
だいぶ悩んで、私はナントカヨーグルト味、夫は米という漢字が入ってる味にした。英語も日本語もほとんどダメそうなスタッフさんなので、看板を指差しながら注文した。
私の頼んだナントカヨーグルトは酸味のあるベリーっぽい果実が混ぜ込まれたヨーグルト味で、ラズベリーかな?綴りが間違ってたのかな?と想像して夫にもそう言ってたのだが違った。帰ってきて調べたらroselle(ローゼル)という、ハイビスカスティーの原料になる植物だった。爽やかな酸味でとても美味しかった。夫のは甘酒ぽい味だった。こちらは「紫米」という種類のお米を使って発酵させたもの、という意味らしいので、甘酒で合ってたのだと思う。優しい甘さでとても美味しかった。
四四南村の広場で始まったフリーマケットを眺めながらのんびりアイスを食べた。食べ終わってから少しだけフリマを冷やかして次の目的地へと向かった。
Midori(蜜朵麗)
<住所>
台北市信義區松勤街54號
<営業時間>※要確認
月~金11:00-17:00・土日11:00-18:00
<食べたもの>
・洛神優格味…80元
・紫米醉香味…80元
<お支払い>
先払い
<日本語>
×
<英語>
×
龍山寺
次に向かったのは龍山寺。台湾の有名なパワースポット。前回も行ったが、日が沈む直前くらいに行ったので昼間の訪問は初だ。前は駅についてそのまま地下道を通ったのだが、今回はすぐ地上に上がってみた。龍山寺まで行くには大きな公園を突っ切るように歩くのだが、公園のベンチにはところどころで人だかりができていた。どうやらホームレスの方がオセロ?みたいな盤で遊ぶゲームをあちこちで楽しんでる模様。対戦しているのは1対1なんだけど、見学者の数がすごくて人だかりになっていた。あっついところでまぁ。上野っぽい雰囲気を感じた。
お寺はとても立派で、人が多い。混み具合は前回とそんなに差が無かったので、昼夜関係なくひっきりなしに人が訪れる人気スポットなのだと思う。実際、そんなに広いわけでも景色が良いわけでもないが、私も何となく雰囲気が好きだ。次も行きたいなと思ってる。
以前来た時に読んだお寺の入り口にある案内の看板や、ネットの情報で、ある程度参拝の仕方は分かっていたが、今回は昼間だったので日本語を話せるボランティアの方が何人かウロウロしていて、キョロキョロしてるとすかさず近づいて来てお参りの仕方を教えてくれた。ありがたい。
一通り参拝を終えて、おみくじを引くことにする。これ目当てで来ていると言っても過言ではない。
台湾の寺院のおみくじは日本みたいにお金を払う必要が無い。願い事を思い浮かべながら「聖筊」と呼ばれる木のかたまりを二つ、サイコロを転がす要領で床に投げる。聖筊はふっくらした三日月みたいな形をしていて、手のひらサイズで赤く塗られている。投げられた聖筊が、裏×1、表×1で床に転がれば神様のOKサイン。近くにある細い卒塔婆みたいな木の棒がたくさん入ってる筒から1つだけ引いて、棒の下の方に書かれている番号を見る。そしてもう一度聖筊を転がし、引いた番号のおみくじを見てよいか神様にお伺いを立てる。OKサインが出れば、くじがもらえる。もしここでOKが出ない場合は最初の願い事を思い浮かべて聖筊を投げるところからやり直し。くじは、昔の薬屋さんに置いてありそうな小さな引き出しがたくさん並んでいる棚に入ってる。引き出しの表に番号が書かれているので、当てた番号の引き出しを引いて、そこから紙を取り出す。
おみくじには、凶とか大吉みたいな内容も書かれているが、メインはわりと事細かに具体的なアドバイスが書かれている箇所にある。この、メインの内容を読み解いてくれるおみくじの解説所も龍山寺の中にはある。昼間で運がいいと、日本語ボランティアの方が通訳してくれることもあるようだが、基本は中国語だ。しかもけっこう並ぶ。昼も夜も並んでいた。私たちはあれこれ検索していたら大変ありがたい、素晴らしいサイトを見つけたので、そこでおみくじの内容を教えてもらって解説には行かなかった。(そのサイトはこちら)
今回、私はけっこうすんなりおみくじまで頂くことができた。夫はかなり苦戦していた。お互い願い事については言わないし聞かない。でもどちらも、けっこう良い結果だった。ほくほく嬉しくなりながら龍山寺を後にして次の目的地へ向かった。
龍山寺
<住所>
台北市広州街211號
<参拝時間>※要確認
6:00~22:00 お休みなし
<日本語>
△(日本語が話せるボランティアのガイドがいることもある)
<英語>
×
Le Zinc洛
次にやってきたのは油化街。問屋と雑貨の街。この日の台湾は時々雨が降るような曇り空だったが、それでも湿気が多くて、もうこの時点でけっこうバテ気味だったので、まずは休憩しようと@pichika21さんに教えていただいたカフェを目指す。
カフェは2本の通りに挟まれていて、どちらの道からも入ることができる。一方は入るとすぐカフェで、もう一方は手前が器屋さんになっててそこを通り抜けるようにして奥のカフェに入る。私たちは器屋さんの方から入った。茶器が売られていたのでカフェに入る前に器屋さんもゆっく見てみた。どれもなかなかに素敵だったけど、やっぱりお値段も立派だった。
店内は空いていた。どの席でもどうぞって感じだったので2人席を選んだ。
夫はここでもビールを頼み、私はカプチーノ。
だいぶゆっくりできた。帰り際、ビールおいしかった?と聞かれて夫が「グーーーーッッド」と答えていた。いい休憩時間だった。
Le Zinc洛
<住所>
台北市大同區迪化街一段67號
<営業時間>※要確認
日~水10:00~19:00・木~土10:00~23:00
<飲んだもの>
・クラフトビール…200元くらい
・カプチーノ…150元
<お支払い>
後払い
<日本語>
×
<英語>
○
妙口四神湯
少し元気が戻ってきたので雑貨屋さんを探してウロウロしつつ、前回食べて絶対また食べたいと思っていた肉まん屋さんへ行った。
ここは肉まんともう一つ、スープでも評判のお店。前回飲まなかったし興味はあったけど路面店でこの暑さにスープはキツイなと思って今回も見送ってしまった。
肉まんをそれぞれ一つずつしか買ってないのに、店員さんがそこ座っていいよって身振りで示してくれて、イートイン(?)スペースに座らせてもらった。食べ終わって帰る時、ゴミを持ち帰ろうとしたら別の店員さんがそこに捨てなよって近くのゴミ箱を身振りで教えてくれた。ありがたい。やさしい。
妙口四神湯
<住所>
台湾台北市民生西路迪化街一段交叉口
<営業時間>※要確認
12:00~19:00 月曜定休
<食べたもの>
・肉包…20元×2個
<お支払い>
先払い
<日本語>
×
<英語>
×
油化街
お腹を破裂しそうなまでに満たした後は、油化街を散策。
印花楽というテキスタイルのお店に入った。どの柄もとてもかわいい。お弁当を包むのに使えそうなハンカチと、夫が気に入った鳥柄の鍋つかみ、それとマスキングテープを買った。
実はここは日本にも店舗がある。店内のスタッフも、日本語が堪能な方がいた。
続けて、夫のリクエストでからすみを買うために永久號へ行った。お店はメインストリートを曲がった、狭い路地にある。ローカル色が強く、若干怖い。犬があちこちに居た。お店の前に立つと、すぐに店員さんが気づいてドアを開けて「からすみ中にありますよ。」と流暢な日本語で招き入れてくれた。冷凍庫からさっと出してもらい、一つ購入。冷蔵で1か月、冷凍だと1年も保存できるそうだ。
まだ食べていないので楽しみだ。
油化街
<住所>
永久號:台北市延平北路2段36巷10號
印花楽:台北市大同區民樂街28號
<営業時間>※要確認
永久號:8:00~18:00 旧正月休み
印花楽:9:30~19:00 定休日なし
<買ったもの>
永久號:からすみ…600元
印花楽:マステ…70元、ハンカチ…250元、鍋つかみ…250元
<お支払い>
商品と引き換えにお会計
<日本語>
どちらのお店も○
<英語>
?(日本語で良かったので試してない)
佳興
油化街で行きたかったところはすべて行けたので、中心を外れて端っこの方にあるお店へ向かった。
着いたのは「佳興」という魚丸屋さん。魚丸というのは魚の身をすりつぶしたお団子で、いわゆる練り物系。中にお肉とかの餡が入ってたりする。これを出汁の効いた塩味のスープに入れていただく。中途半端な時間だったので、お店は結構空いていた。メニューが書かれた伝票を手に取り、個数を書いて渡してお会計を済ます。魚丸香菇丸湯と、乾麺という汁なしの黄色い麺に甘めのたれがかかっている麺類を頼んだ。
魚丸が、やばい。シイタケを練りこんだタイプと、中にお肉の餡が包まれているタイプの2種類が入ってたんだが、どちらもめちゃくちゃおいしい。歯ごたえがぶりぶりしててシイタケのいい出汁が出ててお肉もおいしくて。汁も良かった。ここの汁も薬味がセロリ。これまた合う。これはまた食べたい。乾麺の方は、台湾でポピュラーな感じのお味だった。
佳興
<住所>
台北市大同區延平北路二段210巷21號
<営業時間>※要確認
月~土9:00~19:00・日9:00~18:00 月1どこか日曜休みとの情報あり
<食べたもの>
・魚丸香菇丸湯…55元
・乾麺…35元
<お支払い>
先払い
<日本語>
×
<英語>
×
セブンイレブン
とても美味しく食べて満足したところで佳興を後にした。この時点で少し不穏な空気は感じていたけど、まあいいかと思ってそのままにした。
店を出て数分もしないうち、唐突にトイレに行きたくなった。しかも大の方。
私あるあるなのだが、けっこう急に、しかも一刻の猶予もない感じで催す。お腹が痛くもならず、本当に不意に来るのだ。マジで困る。助けてくれ。
夫に可及的速やかにトイレへ行きたい旨を告げた。事態は深刻であるとも。夫はびっくりしながらも、ここに来るまでにセブンイレブンを見かけたからそこへ向かおう、と言ってくれた。急いで、だが、歩いて、200mほど離れたセブンイレブンへ向かう。そこにトイレが無かったらもうおしまいだな。ひそかに私は思ってた。それくらい、無理だった。
幸いセブンイレブンは大きめの店舗で、2階にイートインスペースがあるようなところだった。急いで、だが、歩いて、2階へ続く階段を上る。トイレは一つだけあった。ホッとしかけたところで絶望する。使用中だった。おお神よ。
これ以上他の場所を探す余裕などあるわけないのでそのまま待つ。もうジッとしてられないし周りなんて気にしちゃいられない。待っている間、ずっと左右に揺れて便意をあやしていた。ストⅡとか、ああいう格闘ゲームの「ROUND1,FIGHT!」という掛け声がかかる画面、あの画面の時のキャラクターみたいに揺れていた。
永遠にも思えた数分後、ようやく前の人が出た。急いで中に入る。もちろん、待っている間にベルトとジーパンのチャックは外していた。ボタンを外してすぐ座る。ああ神様。
間に合った。ギリギリ間に合った。遠い異国の地で、社会的な『死』から免れた。助かった。良かった。
後半に続く。
セブン-イレブン 延埕門市店
<住所>
103台北市大同區延平北路二段159號
<営業時間>※要確認
24時間年中無休
<買ったもの>
ミネラルウォーター(値段記憶なし)
<お支払い>
先払い
<日本語>
たぶん×
<英語>
たぶん×
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★前回も好丘では存分に買い物しました↓