star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

冬の過ごし方(お題箱より)

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今年の冬は何を楽しみたいですか?



何を隠そう寒いのが大の大の苦手である。身体が縮こまって、とにかくなにも、なーーーーーんにもする気になれない。朝もまったく起きられなくなる。夏より冬が好きだと言う人は良く「暑いのはどうやったって暑いけど寒いのは着こめば寒くなくなる」などとおっしゃいますがどれだけ何を着たって寒いものは寒いんじゃーい。おかげさまで夫と付き合いだしてから順調に体重が純増しておりますがどれだけ太ったって寒いもんは寒いんじゃーい。

こんな状態なので、冬はあまり活動的になれないのだが、だからこそできるようなことがしたいな、とお題を頂いて考えた。具体的には、本を読みたい。以前の記事でも書いたが、本が好きだ。活字に触れているのが好きだ。だが、10代20代のころと比べるとめっきり読書量が減った。一度本を読み始めると、文字通り寝食忘れてその世界に思いっきり身を投げてしまう私は、本を読み終えておもしろくなかった時に受けるダメージがすごくでかい。心身ともに疲労感と虚無感を数日ひきずってしまう。歳を取るにつれ、そこからの回復がしんどくなってきて知っている好きな作家さんの新作ばかり待つようになった。だけど作家さんも私も人なので、年月とともにいろんなところが変わっていく。その結果、合わなくなってしまった作家さんが増えていき、かといって新しい作家さんを探す勇気も出ず、少しずつ少しずつ活字から離れていった。今じゃ手に取る本の9割以上が漫画だ。

そんな私が、久しぶりに色んな本を読みたくなってきたのは、たぶん良い本と良い本屋さんに出会えたからだと思う。



www.fusosha.co.jp

www.ohtabooks.com



「良い本に出会えた」なんて書き方だと少し足りない気がする。今まで「良い本」にはたくさん出会った。そうじゃない、この本はそういう「出会った」じゃない。文体も、内容も、私が知ってる本じゃなかった。だけど私が大好きな本の形をしていた。こんな本があるのか、と思った。40年生きてても、こんな経験ができるなんて。なんて幸福なのだろう。きっと私が知っている本なんて小指の爪先くらいの量だ。まだまだ、もっといろいろ読みたい。

そして、良い本屋さん。

lighthouse24.thebase.in



先に紹介した本について書かれたnoteを読んで、ファンになった。

note.mu

こういう人が置いている本の中からあれこれ選んで本を買うのはとても楽しそうだ。まだ買っていないのだけど。すみません。



大嫌いな冬だけど、唯一食べ物だけは楽しみにしている。鍋とか豚汁とかおでんとか、お正月のお雑煮もお餅も。あったかい部屋でおいしいものに囲まれながらだらだら本を読み漁りたい。考えるだけでうっとりする。