きっかけは通勤途中でみかけたポスターだった。
いいなと思ってスマホで検索し、facebookのアカウントをすぐフォローした。営業が不定期で、毎週末営業日をfacebookでお知らせしているのだ。
facebookをフォローしてから2~3か月経つが、営業日はほぼ毎週1日か2日のみで全て平日。先日、うまいことタイミングがあって休みを取れてようやく行くことができた。
場所は有楽町線要町駅から1本道で、徒歩5分もかからないくらい。要町は初めて降りた駅だったが、こんな都会のど真ん中であのポスターの庭園?という雰囲気だった。ちょっと心配になりながら歩いているとほどなく見つかった。
張り切って中に入り、まずはお参りかなと正面のお堂へ向かってずんずんまっすぐ進もうとしたら大きな黒縁に不自然なほど明るくきれいな顔写真、周辺に立派な白い花が目に飛び込んできた。おおう、こちらは葬儀場・・・。慌てて90度向きを変えてカフェが入っているらしい建物へ進路変更する。
入り口を入ると係の方がいらっしゃった。履物を脱ぐよう促される。靴は大きくて扉のない靴棚に入れる。そのまま、玄関で注文とお会計を済まして、番号札を渡される。
席は書院というお部屋の中か、お堂真正面に作られたテラス席が選べる。今回はポスターで見た景色を楽しみたかったので、書院を選んだ。ちなみにテラス席だと銀杏の木が楽しめる。
書院は庭に向かって黒くてツヤツヤのテーブルがたくさん並べられている。全部詰めれば、50人くらいは入るかもしれない。庭に面した縁側もあって、そこに座布団を敷いて座ることもできる。せっかくなので用意されている膝掛をお借りして、縁側に座ることにした。
お庭はこじんまりとしていて、すぐ左は墓地だし、ちょっと見上げればぐるりとビルが建っているような場所だったが、落ち着いていて気持ちの良い空間だった。しばらくすると、注文したカフェラテとどら焼きが運ばれてきた。入り口に立っていた方は思いっきり私服だったが、注文したものはお坊さんの格好した初老の男性が運んできてくれた。
カフェラテは、味はとても良かったのだが、正直かなりぬるかった。まぁ、こんだけ混んでればなぁ。どら焼きはまぁまぁ美味しかった。1時間ほどゆっくり本を読んで撤収。隣のおひとり様がずーっとパシャパシャデジカメ使ってて、少し興醒めだった。早めの時間に来るのが良さそう。
お坊さんたちがお勤めするようなお堂はあったが、一般客がお参りできるようなスペースは見当たらなかった。聞けばあったかもしれないが、皆さん忙しそうだしまぁいいかと思ってそのまま後にした。
-ぼうず’n coffee-
場所:171-0014 東京都豊島区池袋3-1-6 祥雲寺内
営業日:不定期 毎週末facebookで営業日を案内
facebook:https://www.facebook.com/bozu.ncoffee/
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