star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

初心者だけでTHE FARMに行って『手ぶらキャンプ by Snow Peak』してきた②

前回書いたキャンプ、実際の様子。

7:00
起床。晴天でこの時期にしては珍しいほど暖かく、これ以上ないキャンプ日和。夫は前日めちゃくちゃ帰りが遅く、さらに帰ってから荷造りをしていたらしく、数時間しか寝ていない様子でのっそり起き上がった。私はと言えば、午後から会社を休んで食材などを買い出ししていつもより早く家に帰り、さらに荷造りを終えて早めに眠ったおかげで元気よく起きられた。前日に詰められる荷物は詰めていたけど、それでも食材など当日じゃないと詰められないものも多い。おまけに私のパッキングが超絶下手くそで夫に絶句されながら全て詰め直ししてもらったりしたため、けっこう早めに起きたはずが結局バタバタと慌ただしく出発することになった。

10:00
無事集合場所の浜松町バスターミナルに到着。高速バスのチケットを買おうとバスターミナル内をウロウロするが、チケットの販売場所を見つけられない。他社とは知りつつ他に誰もいなかったので申し訳なく思いながらハトバスのカウンターにチケット売り場を尋ねてみた。カウンターのお姉さんは優しくて、チケットは不要で、バスに乗ってから現金払いかPASMO払いするのだと丁寧に説明してくれた。安心してバス停へ向かうと、友人Hと遭遇。集合時間より20分も前なのにもう来てくれていた。会って早々、ミラーレスのカメラで私たち夫婦をパシャリと撮ってくれる。画像の中の私は、ひどいむくみで目も当てられなかった。

10:30
残りのメンバー、ZとSも到着。バスの出発時間は10時50分だが、予約できない路線なので早めに並んで席をキープできるように、出発30分前の10時20分に集合としていた。その時間にこそ間に合わなかったものの、10分くらいの遅れは想定の範囲内。むしろ早い、よく頑張った、とだいたいいつも遅れて来る2人を讃め称える。まだバス停に並ぶような人もいなかったので、Z、Sはコンビニへ、私たち夫婦はパン屋へそれぞれ朝ごはんを買いに行くことにした。私と夫でHの分のパンも買う。顎関節症で口を大きく開けないHのために潰しやすそうなパンを選んだ。

10:45
買ってきたものを食べていたらあっという間に出発5分前となりバスが到着した。順番に乗り込み、真ん中あたりの座席で固まるように座った。大荷物だったのでバスの下の荷物入れを開けてもらえるかと思っていたがそれは無くて、網棚と自分の席の足元に荷物を置くしかなかった。4~5割程度埋まった状態で出発。東京駅でも人が乗り込んできたが、それでも8割くらいの乗車率だった。

12:40
途中少しだけ渋滞したが、10分くらいの遅延で最寄りのバス停に着くことができた。えっちらおっちら荷物を持ってバスから降りる。


バスから降りたところ

周りはただの道路で、バス停の向かい側には道の駅だったらしい廃墟が怖くもボロくもなくポツンと佇んでいる。ここで待ち合わせで本当にいいんだよなと思いつつ周囲を見渡すが、迎えらしき車が見当たらない。少し不安になってキャンプ場に電話してみるが誰も出ない。キャンプ場まで歩いて行けるんじゃない?なんてHと夫が話していたが、ほどなく白いバンが到着した。安心してバンに駆け寄る。Sがこの様子を「ラブワゴンみたい」と笑った。テレビに疎い私は概要だけ知っているその番組の名前を聞いてふぅんと思った。

13:00
バンは10分かからないくらいでTHE FARMに到着した。広くて綺麗な敷地が見えたところでそれぞれ思い思いに歓声をあげる。運転手さんは管理棟と呼ばれている建物のすぐ横に車をつけて「あの中にいる帽子かぶった男性が担当だから声かけて。」と教えてくれた。お礼を言ってみんなで車を降りる。とりあえず代表で私一人、管理棟の中に入った。教えてもらった担当の人は熱心に接客中だったので、カウンターの中にいる若いお姉さんに声をかけて名前を告げ、受付してもらう。まず支払いを済ませ、それから注意事項などを説明しますのでお掛けになってお待ちください、と案内された。お掛けになったところの前面はガラス張りで、外にいるみんながよく見えた。誰か一緒に説明を聞いてほしくてこちらに気づいたみんなを見つめ、それとなくジェスチャーしたけど伝わらず。さみしかったが頑張って一人でお姉さんの話を聞いた。内容は各施設の場所や利用方法、それとごく一般常識的な、夜は静かに、みたいな注意。全ての案内事項を紙で渡してくれたので助かった。


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案内が書かれた紙

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敷地内の地図
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追加で購入できるものと周辺のお店の案内

注意事項が書かれた同意書にサインして受付は終了。担当者と言われた男性の熱心な接客はまだ終わらず、結局、キャンプする場所まで最初に受付してくれたお姉さんが連れて行ってくれた。

14:00
テントを建てる場所は、受付した管理棟から2分くらい歩いたところにあった。ここです、と言われた場所は芝生が生えていて、かなり広いエリアだった。おまけに近くに居心地の良さそうな小屋と、その小屋に続くテラス、テラスの上にテーブルと椅子まである。ただし、テラスの横に「会員様用休憩室」と看板が立っていた。我々は使えなさそうだな、とテンションぶち上っていた私は少しだけがっかり。受付のお姉さんはテントを建てる場所まで私たちを案内すると、担当の者が来ますので少しお待ちくださいと言って帰ってしまった。まぁ言われたらどかせばいっか、ととりあえずテラスに荷物を置かせてもらい、みんな何となく落ち着かず所在無さげな様子で周りをキョロキョロウロウロしていると、ようやく担当の方が来て下さった。元気よく挨拶して早速テントの設置に取り掛かる。

今回は全てsnowpeak製の道具が借りられるプランで、もちろんテントもsnowpeak。テントの中に4畳ほどのリビングスペースと、4畳ほどの寝室スペースができるかなり大きなサイズのものだ。公式の案内では6人用となっている。(実際泊まった感覚では、6人だとだいぶギュウギュウになりそうだったが。)受付で手渡されたレンタル品の説明ファイルにテントの詳細と設置の仕方が載っていた。


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テントの概要。この後ろのページに立て方が写真付きで載っている

載ってはいたが、スタッフの方が懇切丁寧に手取り足取りイチから全て教えてくれるため、ファイルを見る必要は全く無かった。人通りや風の向きや太陽の方角を確かめながら入り口の方向を決めてテントの布を広げ、骨組みとなる金属のポールを布に通して立ち上げ、ペグを打ち込む。大がかりなテントだったけど5人で手分けしながら作業すると進みがものすごく早かった。人がいるって良い。

楽しく設置を進めていたところ、スタッフさんに「皆さんどういった集まりで?」と聞かれた。なんとなくみんなで下を向く空気になる。別に今どき珍しくもないんだろうけど、匿名性の高いSNS繋がりで集まった仲間なので、言っていいんかなという気持ちになるのだ。

「ひつじ。ひつじを・・・・食べます。」気まずい空気が立ち上がりそうな瞬間、Zが口を開いた。ありがとうZ。そうだね私たちみんなひつじ大好きだね。だけど意味が分からないよZ。「飲み仲間!飲み仲間みたいなもんです!」急いで私が援護射撃。「あ~いいですねぇひつじ!美味しいですよねぇ~!」スタッフさんが(おそらく表面上)納得して話を繋いでくれた。大人な人で良かった。

この日のキャンプエリアは全て埋まっていて、同じタイプのテントを張っている人が3組くらいいた。これ、税別15.9万円のテントだそうだ。みんなお金持っているなぁ。スタッフさんは周りを見てしきりに感嘆し、そしてテントの立て方が違うと言ってソワソワし、どうにも我慢できなくなった様子でとうとう他のエリアへ手伝いに行ってしまった。微笑ましい。

そうこうしているうちに私たちのテントは無事9割ほど完成し、じゃあ次はインナーテントを付けます、というところで入り口の向きが正反対に立ってることが分かった。わぁ。スタッフさんにすみませんすみませんと言われながら、テントを固定している紐をペグから外し、みんなでせえので持ち上げてそのまま180度回転。5人いたら全長6mのテントだって簡単に回すことができる。人がいるって良い。


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無事出来上がったテント。

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中はこんな感じ。広い。

15:00
途中アクシデントはあったが、無事テントを立てることができた。 続いてお借りする道具各種の説明と設置。スタッフの方が引き続き丁寧にすべての道具について説明しながら組み立て方を教えてくれた。もちろん道具も全てsnowpeak製で、豪華&堅牢。調理用のテーブルにガス缶を使ったコンロも付いている。今時のアウトドアは便利なんだなぁ。

調理用のテーブルをタープの前あたりに置き、さらにその斜め前あたり、タープから十分距離を取ったところに焚き火台を置く。椅子をテーブルや焚き火台の周りにセッティングして道具の設置が完了。

作業の終盤ではスタッフさんのセールストークがさく裂した。

スタッフさん「コンロはこのガス缶1個でだいたい1時間くらい使用できます。追加でガス缶購入できますけどどうします?」
私たち「「「「「買います!」」」」」
スタッフさん「今日は夜、だいぶ冷え込むと思うんですよねぇ。うちに貸し出し用のガスストーブが2個だけあります。12時間くらい使えて1晩3,000円でレンタルできるんですけどどうします?」
私たち「「「「「借ります!!」」」」」
スタッフさん「薪はねぇ。燃やし方でぜんぜん違うからどれくらいもつか何とも言えないんですけど・・・追加します?」
私たち「「「「「します!!!」」」」」

これぞ大人のキャンプだ。大人って本当にいいな。


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いよいよ”らしく“なってきた。写真を撮った私の背後に焚火台がある。

レンタル品や追加購入の支払いで私が代表して再度管理棟へ出向き、その間に残りのみんなでシュラフの下にシートを敷いたり、荷物置き場を作ったりと居場所を整える。ひとまず落ち着き、野菜収穫体験の集合時刻まで、しばし自由時間となった。


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★キャンプも良かったけど鎌倉も良いんですよ↓

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