star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

出雲と境港に行ってきた③出雲大社〜沖野上ブルーカカオ

前回の続き


①はこちら




出雲大社

いよいよ本丸、出雲大社だ。2つ目の鳥居がある勢溜と呼ばれる正門にあたる場所から入る。


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もうここから広い


参道はゆるいと言うには傾斜がしっかりしている下り坂で、横幅を端から端へ走るだけでも息が切れそうなほど広い。道端にこじんまりと2軒だけ露店が出ている。ダルマとかお飾り?みたいなものを売っていた。

見たこともないスケール感に呆けた顔をしながら祓社をお参り。出雲なので、ここから張り切って一礼四拍手一礼でお参りした。

祓社から少し坂を下るとすぐ右手に池があった。ちょっと覗いてみる。立派な鯉がたくさん泳いでいた。人を見ると集まってきて水面で口をパクパクさせる。面白いので餌も持ってないのに違う場所に移動して呼び寄せたりした。悪いことをした。

参道に戻って真っ直ぐ進む。広い。とにかく広い。参道の左右には芝生の広場も続いている。どこまで広いんだ。しばらく歩くと植えられている木が松の木に変わった。この松の木もデカい。デカすぎて自重を支えきれず傾いてしまっている木もある。松ってこんなに大きくなるんだ。

広場の奥の方に小さな鳥居を見つけた。薄暗くてあまり綺麗な状態ではない。夫が気になると言うので道を逸れて鳥居に近づいてみたが、やはり何となく気味が悪い。夫が鳥居をくぐって立て看板の説明書きを読んだ。神様が使用した道具が埋まっている場所だそうだ。私はなんか怖くて鳥居すらくぐらなかった。

また参道に戻って進む。立派な銅像があった。大国主大神が海から来た幸魂奇魂という神様の魂にお告げを受けているところらしい。大きくて立派な像だった。


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玉が?海から?説明を読んでも良く分からなかった

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そこらじゅうにうさぎがいる


銅像を過ぎるといよいよ拝殿だ。手水舎で手と口を清めて鳥居をくぐる。大きい。注連縄も大きいし、建物自体も大きい。やはりここでも呆けた顔をしていたと思う。


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かっこいい…


鳥居をくぐってすぐ左手に神馬と神牛の銅像がある。牛は学力向上、馬は子宝&安産のご利益があると言われているそうだ。ろくに勉強もしないし出産の予定もないがとりあえず撫でておいた。

それから拝殿に近づいてお賽銭を入れてお参りした。ミッション②コンプリート。あたりを見回し、お守りを売っているところを見つけて近づいた。夫と二人でカード型のお守りを買った。なかなか持ち歩きやすそうで良い。夫は定期入れに、私はお財布に入れた。このお守り、裏側は神話の絵が描かれている。夫のお守りには大国主が怪我をしたうさぎに治し方を教えてあげるシーンが描かれているのだが、夫はその絵がちょうど定期入れの窓から見えるようにしまって定期を開くたびに大国主が現れるもんだから、好きな人の写真を持ち歩いている乙女みたいになってて笑った。


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おみくじも引いた。明治神宮でも似たようなこと言われた。


そのまま御本殿の方へ進む。御本殿は通常入ることができない。御本殿手前にある八足門でお賽銭を入れてお参りする。スケールのでかい神様なので、ここぞとばかりじゃぶじゃぶお金を使う。

お参りが終わってから背後にある建物で御朱印を頂いた。お神酒も振る舞われていたのでそちらは夫だけ頂く。素焼きの酒器を頂けた。うれしい。

御本殿に沿って左側をさらに進む。大国主は御本殿正面ではなく、御本殿に向かって左側を向いて祀られているそうで、正面にあたる場所でも小さなお社がある。もちろんそこもお参り。御本殿を囲む高い塀の向こうに、大国主の奥さんの神様が祀られている建物も屋根だけ見えた。少ししか見えなくても立派なお社であることがはっきり分かる。


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素鵞社へ向かう途中にあった建物。入れると思ってなかったので写真だけ撮って素通りしたが後から調べたら資料館らしい。


どんどん道を進む。どんつき、御本殿の背後に大国主のお父さんにあたるスサノオノミコトが祀られた素鵞社(そがのやしろ)があった。ここで稲佐の浜から頂いた砂と交換して砂を頂くのだ。この砂が家を清め守ってくれると言われている。

まずはお参り。それから向かって左をお社に沿って進む。事前にネットで調べて「左回り」と聞いていたのでその通りにしたのだが、なぜか人々は右回りに裏手に来ていた。軽く混乱しつつも右回りの人たちの波が収まるのを待ってお社の壁際に置かれたお砂入れに砂をまく。で、乾いたところを持ち帰るようにとこれまたネットで調べたとおりにしようとしたのだが、ほぼほぼ湿ってる。人が多いから仕方ないのかもしれない。どうにか乾いてるっぽいところを選んでまたジップロックに砂を入れた。ミッション③コンプリート。そのままパワースポットと呼ばれているらしい裏山の岩に手を当てる。ご縁ご縁ご縁。。。

素鵞社を辞して出口の方に向かって歩く。来た時は御本殿に向かって左側からだったので、今度は逆サイド、御本殿に向かって右側を歩いた。途中、食べ物を司る神様が祀られているという釜社があった。ここは逃せねえ、と念入りにお参り。

一通りお参りを済ませて、拝殿の前まで戻ってきた。横道に逸れて、神楽殿とお土産屋さんのある方へ向かう。神楽殿ではものすごい大きさの国旗が空高くはためいていた。いちいちスケールがでかい。


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大きさ伝わるだろうか


お参りで小銭がすっからかんになってしまったので、神楽殿は翌朝に取っておくことにした。近辺のお土産屋さんを巡る。しまねっこのハンカチ、お参りのお作法が描かれたTシャツ、瓶の中にあごだしが入っていて、醤油を入れてしばらくおくとあごだし醤油になる調味料入れなどを買った。

横道に逸れたこの近辺が最初に降りたバス停まで一番近い。コインロッカーに預けた荷物を回収してまた元来た参道まで戻り、最初に入った勢溜の鳥居から出た。そのまま正面の通りへと進む。日が暮れかけていた。


沖野上ブルーカカオ

参道から続く正面通りはスイーツやらパワーストーンやらのどぐろの串焼きやらで大変賑やかだった。のどぐろの串焼き?!夫と串焼きにしたらダメじゃない??!!と言い合いながら歩く。

大通りから横道に少し入ると目的地はすぐに見つかった。沖野上ブルーカカオ。チョコレートを自作していて、中にカフェもあるお店だ。歩き回ってへとへとだったので、まずはお茶にした。

古民家を改装した店内は私たちが座ったところでちょうど満席になった。椅子とテーブルが席ごとにバラバラでかわいい。私たちが座った席は低めの1人掛けソファで、夫が座ると王様ぽくて笑った。私はチョコレートコーヒー、夫はコーヒーを頼んだ。それとチョコレートケーキ。これがほんのりあったかく中身がとろとろでとても美味しかった。何かととろけさせる最近のスイーツには懐疑的だけどチョコレートのトロトロは好きだ。


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おいしかった。すごく回復した。


ここはカフェ利用の場合も入り口で先に注文とお会計をしてから席に座り、渡された呼び札で呼ばれるシステムだった。この呼び札が動物だっりキャラクターだったりのイラストでとてもかわいい。今回私たちは「ねこちゃん」で呼ばれた。ねこちゃん。

呼び札とかも写真撮れば?ブロガー()なんだからと夫に言われてブロガーじゃないし!と反論したら思いのほか声が大きかったらしく夫に叱られた。呼び札の写真は撮り損ねた。

夫がここのチョコレートをお土産にしたいと言うので帰りに店員さんに注文しようとしたが、狙っていたチョコレートが売り切れていた。明日は入荷しますか?と聞くと担当の方が出てきて作りますよ、と答えてもらえた。そうか、本当にここで作ってるんだなということが分かる返事だった。夫が欲しい種類や枚数を告げて、さらにできれば午前中早めの時間にほしいんですけど…とお願いするとちょっと引きつった笑顔でがんばります、とのこと。すみません。頑張ってください。


自宅用にも夫が買ってくれた。抹茶味のパッケージ

もう一個。こっちは普通のチョコレート。

抹茶の中身。すごい濃厚だった。

普通のチョコレートの方。ハイチという種類。香り高くて美味しかった。


外に出ると完全に日が暮れて真っ暗だった。のどぐろの串焼きと描かれたノボリが立っていたおかげ横丁に少し入ってみる。もう店仕舞いの様子だった。ぐるりと冷やかしてからこの日の宿へ向かった。




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