star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

東京都内の中国語教室をいくつか比較して選んだ話・前編(選び方と探し方)


台湾旅行があまりにも楽しかったので中国語を習いたくなった。

台湾では旅行くらいなら中国語が分からなくてもそれほど困ることは無い。ホテルとか若い人がいるようなお店であればだいたい英語が通じるし、逆に年配の方がいる店では日本語が通じたりする。さらに、日本語として使ってる漢字で、ある程度筆談もできる。それでもやっぱり分かるに越したことは無い。タクシーとか、夜市とか、ローカルなお店とか、言葉が通じたら便利で楽しいだろうなと思う場所はいくつかあったし、今後、話せるようになってから訪れたい場所もある。

台湾旅行から帰ってきて、習いたい!と思って教室に通い始めるまで1年かかってしまった。私がのろのろしてたのもあるけど、なかなか習う場所が決められなかった。その原因のひとつに、情報不足があったと思う。ネットで検索してもステマくさい体験談とステマくさいランキングとステマくさくないれっきとした広告ばかり出てきて詳細が分からず、どこが良さそうとか悪そうとか、そういう判断材料すら探すのにも困った。

私が実際に教室を探し、体験レッスンに行って入会したまでの話を書いて、少しでも参考になったら嬉しい。



希望条件を整える

まず最初に自分の希望を整理した。

  • どこまでやりたい?
    言語は奥が深い。4千年も歴史があって、使ってる人が世界中に散らばっているような言語ならなおさらだ。“とりあえず”で手を付けるには果てしなさすぎる。果てしなさすぎるので、目印になるような目標が無いといずれ通い続けるのがしんどくなると思った。私の場合は旅行の際、タクシーに乗って目的地を伝えられたり電話で予約ができるくらいになれたら良いな、と思って始めた。興味はあるけど具体的な目標は決められない…という場合は、資格を取ることを目指したり、学習する期間だけ決めてみるのもいいと思う。

  • いつまでやりたい?
    先に書いた内容とかぶるが、言語の勉強に終わりは無い。でも、だいたいの教室はコースの内容で回数が決まっていたり、チケットに有効期限があったりで、制度は違えど期限がある。学ぶことに終わりは無いけど商売として教室をやってる以上一回お金を払ったら無制限というわけにはいかないので、自分でいつまで通うか、を決めておかないとキリがないのだ。このあたりは予算との兼ね合いにもなってくるので、ある程度通い続ける期間を決めておいたほうが教室を探すときの指針にもなると思う。私の場合は、各教室の一番安いコースがだいたいどのくらいの期間あるか一通り調べて、とりあえずまずは半年くらいやってみようかなと考えた。

  • どこでやりたい?
    固有名ではなくて、場所の話。家の近くか、通勤or通学途中か。教室なのか、自宅なのか、カフェなのか。今はネット環境さえあればskypeなどを使って自宅でもレッスンを受けられる。良い時代になりましたね。教室という形にこだわらなければ、個人対個人で時間をあわせてカフェなどで習うことも可能だ。そういうマッチングサイトがある。値段は高い順に教室>skype≧個人 となる。評判の良いところ悪いところはそれぞれあるので、形態だけでどれが一番良いとか悪いとかはあまり判断できない。自分の生活スタイルと予算で選ぶのが良いのではないかと思う。ただし、1つだけ注意点がある。それは発音。会話になればそうでもないかもしれないが、少なくとも最初の発音練習ではそれなりのボリュームで声を出す必要がある。家とかカフェとかは、そのあたりを考慮してできるかできないか判断した方が良いだろう。私はマッチングサイトでピンとくるような先生が見つからず、またskypeだとカメラやマイクを買って揃えるところからやる必要があったので消去法で教室に絞った。そして週末はできるだけ夫との時間に充てたいので、平日のノー残業デーを使って通う前提で会社の近くか、通勤経路の途中で探すことにした。

  • だれとやりたい?
    教室で習う場合、だいたいどこでも個人レッスンかグループレッスンが選べる。一番の違いは値段。個人はグループの倍以上するところが多かった。ただ、同じレッスンの中で生徒が複数人いれば、教師が一人ひとりを見る時間や自分が声を出す時間は分配されるし、その割合は必ずしも平等ではないだろう。いくら個人レッスンより割安だとしても決して安いお金ではないので、グループレッスンで確保できる自分の学習時間と料金が個人レッスンと比べてちゃんと見合ってるのかはよく考えた方が良いし、料金の差だけでグループレッスンを選ぶのはあまりお勧めしない。なんとなく楽しそうだから始めたい人、中国語を習う以外の、プラスアルファのメリットを感じたい人などはグループの方が向いているかもしれない。それと、教師はほぼ中国人なので、たとえ日本語が話せても外国人と二人っきりは緊張しそう、日本人いてほしい…という人も。私はとにかく話せるようになりたいという明確な目標があったし、他の人と足並みを揃えるのが時間もお金ももったいないと考えたため予算内で個人レッスンできるところを探した。

  • いくらでやりたい?
    これが一番大事というか。いろいろ希望を整理しても、結局出せるお金で通える場所はある程度決まってしまう。世知辛いですね。東京の教室の相場は個人でもグループでも週1回、半年くらい通う初心者のコースが8〜20万くらい。雇用保険の教育訓練給付金使えます!というところもあるが、適用されるのは20万円以上のコースばかりだった。私は会社の福利厚生で全額まかなえるくらいの金額(具体的には10万円程度)を目安にした。


探す

自分の中で希望が整理できたら、今度はインターネットを使って「通いたい沿線名+中国語教室」「東京+中国語」などのワードで中国語教室を検索した。検索結果は、最初にも書いたがとにかくステマらしきサイトだらけで難儀した。ランキング形式のサイトはほぼ同じような順位で同じようなデザインと言葉が並んでいるのであまりアテにしないほうが良さそうだった。口コミも同様の理由で参考にしないほうが良い。ランキングやまとめサイトはあまり参考にせず、各教室の公式サイトを見比べるのをお勧めする。

公式サイトだけでは場所、値段とその値段で習える内容、会社の規模くらいしか分からない。あとはもう自分の希望と照らし合わせて、サイトから見える範囲で希望が叶っていれば体験レッスンに行くしかない。私は合計3ヶ所の体験レッスンに行ったが、かなり粘られたところもあったものの、申し込みするまで帰れなくなるようなことはなかった。一応、Google Mapのクチコミを見たり、候補にした教室の名前で検索して『詐欺』とか『悪質』とか『しつこい』とかのサジェストが出てこないか調べた上で体験レッスンに行けば、体験に行くくらいならそうそう困ったことにはならないだろう。それでも心配だったら、誰か知人に行き先を告げて5時間以上経っても自分からの連絡が無かったら通報してくれとかお願いすると、知人も自分もちょっとした非日常が味わえて良いかもしれない。


次回後半、実際に行った3ヶ所の詳細に続きます。具体名は出さない予定なので、今すぐ具体名まで教えて欲しいんだけど…という方はツイッターでDMでもください。




★このときも中国語が使えたらなって強く強く思った。 www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site