star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

箱根旅行(水の音(みずのと))

前回のつづき。


箱根登山電車にゆられること30分。宿の最寄り駅である小涌谷に着いた。登山鉄道はなかなかの混み具合で、結局ずっと立っていたのだが、景色の良さで飽きずに乗っていられた。

今回泊まるところは、予約しないでも箱根登山が最寄り駅に到着する時間を見計らって車で迎えに来てくれる。そうHPに書いてあったので改札を抜けて少しキョロキョロしていると、すぐにお宿の名前が入ったバンがやってきた。送りのお客さんらしき人たちが降りてから運転手さんに「どうぞ」と促されて中に入った。下り電車からいらっしゃるお客様もいるかもしれないので少々お待ちください、と言われて涼しい車の中で小休憩。ほどなくして運転手さんが戻り、宿に向けて出発。結局このタイミングで乗ったのは私達だけだった。Google Mapで駅から宿までの道を調べたら歩いて15分くらいと出ていたので、歩いて行けない距離じゃないなと思っていたが、車はずっとずっと上り坂を走っていった。そうだった。箱根だった。迎えにきてもらって本当に良かった。

運転手さんから「今日は大文字焼きやるんですよ。ちょっと風が強くてどうなるかと思ったけどやるみたいで良かった。」と話しかけられた。大文字焼き??全く知らずに来ていた。それは見たい!「夕食を早い方の時間にしていただいて、食後にお出かけされたらちょうど良いはずですよ。宿から5分くらい歩けば見られます。」すごく良いことを聞いた。こういう情報、ありがたい。

無事お宿に到着。すぐに係の方が玄関外まで迎えに出てくれて、順番にチェックインしてますので少しお待ちください、とフロントの横にあるテラスへ案内された。ここからの景色も良くてすでに満足してリラックスモード。椅子にお尻がついたかどうかというタイミングで「お待たせしました、どうぞ」と呼ばれた。ぜんぜんお待たされていない。

宿帳を書き、夕食のメニューと時間を選んでから館内の説明を受け、部屋へ向かう。シャワールームのみのダブルベッドで一番小さい部屋を予約したけど、綺麗で十分だった。浴場へ行く用のカゴバックが人数分ある。バスタオルとフェイスタオルは2組ずつ用意されていて、タオル掛けにしっかり幅がある。作務衣も着心地が良くて用意されているサイズが豊富。共立リゾートの、こういうかゆいところに手が届く感じが大好き。

さっそく夕食までの時間を使って貸切露天風呂へ行くことにした。貸切露天風呂は無料で、空いてれば自由に入れる。貸切露天風呂を使いたい人は向かう途中にかかってる札を持ってお風呂場へ行く。なので、その札が残っているかどうかで空きを確認できる。分かりやすい。

残念ながらすべてのお風呂が埋まっていて、さらに一組順番待ちしていた。まだ夕食までの時間に余裕があるので並んで順番待ちすることに。30分しないくらいで私達の順番が来た。ちなみに、私達と交代したのは一緒に順番待ちしてた人たちだった。他の風呂に入ってる人はいったいどんな浸かり方をしてるんだろう。

なんと貸切露天風呂は源泉かけ流しだった。すごい。ぬるめのお湯にゆったり浸かる。ぬるいのに、温まり方が半端ない。お肌つるつるになって上がった。私達が部屋に戻るときも他の貸切露天風呂は使用中だった。本当にどうしたらそんなに入っていられるんだ。


唯一入れた貸切露天『はな樽の湯』

こじんまりした樽風呂。シンプルに風呂だけの空間。いいお湯だった。


温泉に満足し、部屋で少しゴロゴロしてるうちに夕食の時間になった。食事処へ行く。夕食は懐石と、ろばた焼きコースのどちらかが選べた。私達は懐石にした。なんとなくだけど、ろばた焼きの方が時間がかかる気がする。この後出かけることを考えると懐石で正解だったと思う。


お品書き。わくわくする。

なんと飲み放題までついてくる。

イワシのがおいしかった。

お品書きにはすり流しと書かれてたけどいわゆるビシソワーズ

お造り。どれも脂が乗ってて美味しい。

鮎、初めて蓼酢つけて食べたけどめちゃおいしかった。

鴨。肉類で鴨肉が一番好き。"

鴨前。

鴨後。

お品書きに載っていない料理長からのサービスです、とのこと

貝柱とか入っててすごく美味しい茶碗蒸しだった

揚げ物。どれも美味しくてスルスル食べてしまう。

炊き込みご飯。ただただ最高。

デザート。今年初スイカ。

お食事どころ。いい雰囲気。


料理はどれもとても美味しかった。量もたっぷりあって大満足。ごはんものに金目鯛の炊き込みご飯が出たのだが、よそってくれたスタッフがわりと大きめの金目鯛のかたまりをこぼして食べられなくした。許してるけど絶対に忘れない。

食べ終わってお腹いっぱいになったところで既に大文字焼きが始まる時間を過ぎていた。まぁすぐ終わるわけじゃないから良いよねと言い合いながら、部屋に戻り着替えて宿を出た。大文字焼きと一緒に花火が打ち上がっていてよく見えた。偶然この日に宿が取れてラッキーだった。本当に良かった。


花火と大文字焼き。花火、夫の合図にあわせて撮ったらちゃんと撮れた。


嬉しい気持ちでいっぱいになりながら花火を見物していたが、少しぱらついていた雨が次第に強くなってきてしまった。慌てて近くのセブンイレブンに避難する。通り雨のようだったのでそのままセブンイレブンで飲み物を買って雨宿りした。雨が上がる頃には花火も終わり、良かったねぇと言い合いながら宿に戻った。

戻ってから少し休んで、温泉ざんまい。水の音には本館と新館があり、どちらにも大浴場がついている。もちろんどちらも温泉。本館の方はかけ流しではないが、それぞれの浴場で引いている源泉が違うそうだ。一つの宿にいながら温泉巡りができる。最高か。この晩は、せっかくだから貸切露天と違う源泉の方に入るかと本館の方に行った。


共立リゾート名物、夜鳴きそばも逃さず行く。

シンプルでおいしい素ラーメン。


朝ごはんもすごいボリュームだった。食べきれないほどで、夫に手伝ってもらい完食した。すばらしい。チェックアウトを昼まで伸ばしていたので、朝食後、落ち着いてからさらに温泉に行けて最高だった。朝は前の晩に行かなかった新館の大浴場へ行った。私はどちらかというと新館の方が好みだった。


朝ごはんにもお品書き。

チェックアウトしたあとずっとお腹減らなかった

この宿で一番気に入った場所。フロント横のテラス。

コーヒーとか黒豆茶がフリードリンクとして置いてある。


ゆっくりゆっくり宿を楽しんでチェックアウトした。私と夫は旅行に行くと目一杯行きたいところに行くプランを立てて朝早く出発しがちなのだが、こういうのも良いなと思った。箱根は観光する場所が正直そんなに多いわけじゃないうえに範囲も広くないのでこういうのんびり旅にはピッタリだと思う。

もう一回分けて、次回に2日目の観光した話を書きます。


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