star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

家づくり記録(19)建築会社検討 1巡目

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【前回までのあらすじ】
建築会社を一通り見学した。

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suumoカウンターから紹介された建築会社4社のモデルハウスを見学し終わった私たち。どの会社もそれぞれの良いところを最大限アピールしてくれて、主張はよく理解できた。素人だからかもしれないけれど、どこの会社が1番優れているとか、どこの会社の建て方が正解というのは私には判断できなかった。必要最低限の基準はあるとして、それをクリアしていたらあとは自分たちの価値観に沿ったところが1番で、正解なんだと思う。そして、同業種からの中途入社とはいえ新人1人に任せきったイ社は、私たちの価値観としてはありえない対応だった。

suumoカウンターを訪問した際、紹介された会社に対してsuumoカウンターを通してお断りしてもらえることはEさんから聞いていた。ちょうどEさんからsuumoの会員ページにアクセスしてアンケートへのご回答をお願いしますというメールが届いたので、各社に対する第一印象をメールに一言ずつ沿えた上でイ社にお断りの連絡を入れてもらうよう返信した。メールには、suumoからの紹介ではベテランの方に担当いただけると聞いていたので驚きました、とも書いた。

Eさんからの返信には不信感をもたせたことに対する謝罪と、これまでたくさんのお客さんを紹介してきたが、基本的にどの会社でもベテランの担当さんがついていたのでこちらとしても想定外だった、という話が書かれていた。担当に対する不安がお断りの理由であれば担当変更もできますがどうしましょう?という提案もいただき、suumoカウンターに対して抱えていた不満は無くなった。他に3社も候補があるし、家の雰囲気なども他と比べるとちょっと違うように思えたので担当変更はなしでお断りの連絡だけお願いした。

Eさんから連絡が入ったであろう直後、イイさんからメールが届いた。見学会もキャンセルで良いですか?という確認と『やはり屋根が気になりましたでしょうか。ご希望の建築面積ですと、屋根を瓦などにした場合、重量のバランスを取るのが難しくなるかもしれません。』というアドバイス(?)が書かれていた。夫にも確認したが、イ社のモデルハウスで屋根のことを話した記憶も、屋根を熱心に見ていた記憶も私たちにはなかった。イイさんのメールには見学会もキャンセルしたいということと、屋根に関する助言へのお礼だけ静かに返信した。

残りの3社とはそれぞれ、エ社→ウ社→ア社の順に2回目の打ち合わせをおこなった。


◆エ社

前回、迎えに来てもらった車の汚さに対してモデルハウスが抜群に素晴らしいというギャップ萌え要素によりぶっちぎりで好印象だったところ。最後に例として見せてもらった見積の高さに心が折れかけたけど、建築面積と土地の値段でやりようはあるというエエさんからの説明を信じ、とりあえず夫単体で借りられる住宅ローンがざっくりいくらになるか、銀行に聞いてもらうことをお願いして翌週の完成見学会を予約した。

見学会より前にメールで住宅ローンについて連絡をもらった。銀行に聞いてもらった結果は、私たちがネットでシミュレーションした金額より500万ほど多かった。メールでエエさんは、そこに自己資金を●百万ほどプラスしていただき、合計◎千万円で計画すれば十分可能ですと言ってくれたが、エエさんの言う金額まで自己資金を用意するのはちょっと厳しそうだった。それに、想定外の出費や自分たちの理想を盛り込んだりすることで最初に計画した金額は確実に上回るとも思った。なのでエエさんから提案された金額を数百万下回る、△千万円の計画にしてください、とお願いし、了承をもらった。

見学会当日は駅から近い物件だったので歩いて現地に向かった。GoogleMapの道案内通りに進んだら、どえらい農道を通る羽目になり居並ぶ牛たちに注目されながらこそこそ歩いた。見学した家はホットプレートを使うのにちょうどいい位置にコンセントがあったり、階段の正面に窓を配置して上がるにつれて空が見えるような仕掛けになっていたり、やっぱりよく考えられた間取りでとても素敵だった。

見学した家でそのまま2回目の打ち合わせをした。エエさんはいくつか土地情報をピックアップしてくれていた。一通り眺めて、検討しますということで資料を預かる。他の土地も探して後ほど資料を送ります、と言われてこの日は解散した。帰り道、エエさんが個人的にはこの中でこれが一番良さそうですと言ってくれた土地を見に行った。資料で見た感じでは角地だし前が開けているようで、そこをエエさんも推していたのだが、実際行ってみると前面道路が思ったより狭く、前に住宅もあってそこまで開放感がない。さらに駅まで15分かかり、周りに軽い買い物でもできるような場所がない。そして何より、全体的な周辺の雰囲気が私も夫も好きになれなかった。

数日後、エエさんから別の物件の完成見学会のお誘いとともに新たな土地情報が送られてきた。その中で1つだけ私も夫も気になるものがあった。エエさんに返信し、見学会とあわせてその土地を見に行く約束をした。


◆ウ社

見学だけのつもりで行ったら想定外に建具や全体的な雰囲気がいい感じで、営業のウウさんもサラサラっと間取り図を書いてくれたりして話しやすく、グッと印象が良くなったところ。

2回目の打ち合わせではウウさんが普段在席してるウ社専用の住宅展示場に行った。最初に行ったモデルハウスより等身大の作りで、より参考になった。2階リビングで、キッチン前のカウンターと繋がるように作られた造作のダイニングテーブルがあったり、テラスはアウトドアリビングとして使えるような広々とした作りだったり、テラスに繋がる窓が折戸仕様でリビングが解放感たっぷりになっていたり、魅力的な部分がたくさんあった。が、やっぱり聞いた広さよりもどことなく狭さを感じてしまう。天井が低いわけでもないのになぜだったのか、今でも分からない。

ウウさんは私たちの要望を元にざっくりとしたラフプランの間取り図を作って持ってきてくれた。キッチンが広く、作りつけの本棚がたっぷり用意されていて、こじんまりした中で希望を叶えてくれている。こうやって間取り図を作りながらあれこれ話をすりあわせていけるのは楽しかったしイメージにずれが起きなくて良かった。

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ウウさんが書いてくれた間取り図

続けて土地の提案。アポイントを取った時点ではこの日に土地の担当者も同席して良さそうなものがあれば行ってみましょう、と言われていたのだが、土地の担当者は都合がつかず、資料の受け渡しだけになった。1枚1枚、その場で丹念に見ていく。ここはすでに自分たちで見た、ここはエリアが希望と違う。……。「今日もらった中には気になるものが無いです。」夫がはっきりと言った。改めて希望を伝える。エリアはここからここまで、駅からの徒歩は●分まで、予算はこれくらい。わかりました、土地担当に伝えて改めて探します。とウウさんが答えて土地の話は早々におしまい。他社との進捗状況を聞かれ、エ社に住宅ローンで借りられそうな金額を調べてもらったという話をしたところ、自分たちのところでもいくらくらい融資が可能か調べたいので事前審査の申込書に書いてもらえないか、建築会社によって銀行の審査が変わることもあるので、と言われて了承。2週間後に建築中の現場を見学するツアーが開催されるそうなので次回はそこに参加させてもらうことになった。

展示場ではウ社以外のグループのモデルハウスも建っていたので見学させてもらった。自然素材を扱うモデルハウスがあってやっぱり漆喰とか塗壁とかは魅力的に見えた。一通り見終わって帰る前にトイレを借りたら、私のトイレ待ちをしていた夫が展示場の催しとして配られていた鶏のから揚げを食べていた。マジかよ。

後日、住宅ローン事前審査の書類が届いたので返送した。送られてきた書類には銀行によって結果が変わることもあるので2つの銀行に出させてほしい、とあったので両方書いた。可能性は少しでも多い方がいい。


◆ア社

1番最初に訪問した建築会社。モデルハウスの見学では、建物は1番強そうだが仕様やセンスが微妙に合わなさそうだと感じていた。その時誘われたリクシルショールームの見学ツアーは断り、ア社だけのショールーム兼住宅展示場へお邪魔させてもらうようお願いして行くことになった。そこは自宅から電車で1.5時間かかるような場所で、しかも前週に通り過ぎた台風の被害が大きく報道されていた地域だったので直前まで行くのをかなり躊躇った。幸い、目的地には大きな被害が無かったようで無事見学ができた。ただ、駅から展示場に向かう道の途中で見かける家屋は屋根が吹き飛んでいたり崩れていたり、かなり深刻な状況だった。ア社の建物自体が壊れたと言う報告は無かったが、近隣からの飛来物によって壊れたということはあったらしく、全国のフランチャイズ店から応援に来てもらい応対していると展示場の最寄り駅まで車で迎えに来たアアさんが教えてくれた。アアさんの話や壊れた家屋を見て、地震だけじゃなく台風のことも踏まえて家や土地を検討しなくちゃいけないなと感じた。

ア社のショールーム兼住宅展示場はウ社の数倍規模だった。ほとんど何も無いような田舎の風景に、そこだけぽっかりと街が浮かんでいた。最初の訪問で説明された柱や断熱材や窓の実物を見せてもらってから、取り扱いできるトイレ、風呂、キッチン、洗面台などの設備と、床、ドアなど建具のサンプルを見せてもらった。ざっくり今の希望で選んでもらったらそれでお見積り出しますので、とアアさんに促されるまま、次々と好みの設備、仕様を選んでいった。普段買うことのないあれこれを悩みながら選ぶのはとても楽しかった。ア社の社長や部長など偉い人が施設の中を見回っていて、すれ違うお客さんに声を掛けていた。たまにそのまま熱心に製品の説明をしていたりする。私たちは挨拶しただけでスーッと去られた。あまりお金を持っているようには見えなかったんだろう。

施設の中にはカフェレストランが併設されていた。アアさんからそこで使えるチケットをもらい、お昼をご馳走になってしまった。期待していた以上にとてもおいしいカフェでゆっくりできて良かった。奢ってもらっちゃってラッキー!こんなかわいいカフェまで用意している建設会社ってすてき!と思いかけたが、こういう経費は売上から出されているわけで、売上って家の購入価格が元になっていて、それってよくよく考えると我々顧客の支払ってる金だよな…と考えてしまい、ちょっと複雑な気持ちになった。

午後はアアさんに案内してもらってモデルハウスを見学した。複数のモデルハウスがあって、シンプルなおうちもあったがやっぱりなんとなく『いかつい』というか、『中小企業の社長宅』然としていた。アアさんは時々夫の細かい説明に首をひねりながらも粘り強く私たちの要望を聞き出し、他社の進捗を聞いてきた。住宅ローンをだいたいいくらくらい借りられるか、事前審査をお願いしているところだと言うと、そこで出た金額は自分たちのところで建てる場合でも確実に借りられますので金額が分かったら教えてください、と言われた。また、土地については▲駅ってどうですか?と最初に希望していた●駅の近隣駅を打診された。その駅は何度か自分たちで土地探しをしている時に行き、ここだけは嫌だねと言っていた駅だった。ちょっとそこは考えてないですねと答えると、そうですかぁ…と苦笑気味だった。懇意にしている不動産会社が複数あるので良いところがあればすぐご案内しますね、と言われたが具体的な提案資料などは無かった。もし良い土地を見つけられたら、ご連絡いただければ詳しくお調べします、とも言われた。お礼を言って駅まで送ってもらい、特に次の約束などの話はせずその場をあとにした。


ア社でもらった資料たち。豪華でいい紙をふんだんに使ったパンフレットも元を辿れば製作費はお客さんが出してるようなもの…


◆1巡目の結果

見せてもらった完成物件やモデルハウスは各社とも最初の印象とそれほど変わらず、甲乙つけがたかった。ウ社やア社は大きな会社で伝手もたくさんありそうに見えたので、私たちの知らない土地情報をたくさんとはいかなくても1〜2個くらい見せてもらえるんじゃないかと期待して訪問したが、ちょっと肩透かしを食らったような感じだった。自分たちで見たことがある土地がほとんどとは言え、エ社だけが私たちの希望条件にできるだけ沿った土地情報を数多く送ってくれたし、各物件がどの位置にあるのかひと目でわかるマップまでついた提案資料らしい形に整えてくれたのもエ社だけだった。

希望する建築会社ランキングは土地情報を多く用意してくれたことでエ社の首位変わらず。私のファーストインプレッションでは建物の強さや設備の豪華さでア社が次点だったのだが、この回の訪問で気持ちが変わった。理由はアアさんだった。他社の住宅ローン審査の結果だけ知りたがったり、良い土地情報を見つけたら教えてもらえれば詳しく調べますと言ったり、次の予定の話が出なかったり、アアさんが能動的に動いていることが今のところ1つも無い。最初にsuumoカウンターを通して伝えた予算の額から、あまりおいしい客だと思われなかったのかもしれない。できるだけ時間や手間をかけないようにして、それでもしア社に決まったらラッキーくらいに思っているように見えた。アアさんにとっては低い予算でも、私たちにとっては大金だ。そこは汲んでもらいたかったし、もしアアさんが他に予算の高いお客さんを相手にしている最中で、私たちに時間を割く余裕が無いのならそれは申し訳ない。…というようなことを夫に話した。夫もア社はデザインがやっぱり好みと違うかもと思っていたところがあったようで、ア社はここで候補から外すことに決めた。さすがにここまでやりとりしておいてsuumoカウンターからお断りするのもちょっと冷たい気がしたので、アアさんには私から直接メールで他社にお願いすることにした、と断りの連絡を入れた。アアさんからはぜひ良い家を建ててください、と温かいお言葉をいただきながらもあっさり了承の返信をもらった。どの人も基本的に良い人だったので、お断りの連絡は相手からしたらよくある話だったかもしれないが毎回心苦しかった。


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↓目次はこちら

家づくり記録 目次① (1)~(10)1度目の検討
 家を作ろうと決めたきっかけから家づくりを1度諦めるまで。

家づくり記録 目次② (11)~(23)建築会社決定
 1度諦めた家づくりに再トライして建ててもらう会社を決めるまで。

家づくり記録 目次③ (24)~ 建築開始
 家を建ててもらう会社が決まり、土地の購入から建築工事の開始まで。