star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

家づくり記録(28)土地決済

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【前回までのあらすじ】
家の間取りが決まり、住宅ローンの審査が通った

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土地の契約書にあった期日までに住宅ローンの審査結果が出ず、売主さんに待ってもらった数日後。ようやく審査OKとの連絡が来て安心したのも束の間、今度は支払いの期日が2週間後に迫っていた。

融資を受けるには、もう一度私たちがフクミミさんと会って手続きする必要があり、その手続きからお金が振り込まれるまでどんなに急いでも5営業日はかかるそうだ。基本的に私たちは週末しか動けない。しかも祝日があったため、直前の週末に手続きすると支払い期日まで4営業日しか無くなってしまう。いったいどうなるのか。シゼンさんからは「調整します。」というメールが来た。存分に調整していただきたい。

思うさま調整していただいた結果、手続きから4営業日後に融資をしてもらえることになった。フクミミさんがご尽力くださったのだろう。申し訳ないことだ。

フクミミさんとの手続きは『金消契約』と呼ばれるものだった。最初にフクミミさんに教えてもらいながら書類を書いた手続きは申し込みで、これは『借りたいです』というお願いになる。その後、審査が終わって金融機関から『貸します』と回答をもらえたので、今度は具体的に『◎円を利息●%で貸します(借ります)、■年までに返してね(返します)』という約束をする手続きに進むのだ。これを『金消契約(きんしょうけいやく)』、正式には『金銭消費賃借契約(きんせんしょうひたいしゃくけいやく)』と言う。そしてこの手続きでもいろいろな書類を出す必要がある。契約する金融機関によって多少変わるはずだが、私たちの場合はこうだった。↓

  • 住民票(発行日が2ヶ月以内のもの)
  • 印鑑証明書(発行日が1ヶ月以内のもの)
  • 収入印紙
  • 身分証明書
  • 融資金の振込先が分かるもの(ローンの申込者名義の口座)
  • 土地の契約書(原本)
  • 工事請負契約書(原本)


金消契約はお金を貸してくれる金融機関と借りる私たちで交わす契約なのでナチュラル社は関係が無い。なのでフクミミさんとの手続きにシゼンさんが同席することは無く、今回の収入印紙はお金ではなく自分たちで買って用意しなければならなかった。

収入印紙というのは切手みたいな紙で、購入する場所も主に郵便局になる。切手と同じように1枚の値段が何種類もあって、どの金額の収入印紙が必要かは基本的に契約する金額で決められている。ただし契約内容によって特例とかもいろいろあって、今回の場合だと何円の収入印紙を用意すれば良いか私では判断がつかず、シゼンさんに聞いたもののなかなか返事が来なかった。手続きまであまり日がない上、郵便局に行けるタイミングが少なかったのでこれは少し困った。

また、手元にあった印鑑証明書は手続き当日に発行日から1ヶ月を1日過ぎてしまうことも判明した。1日過ぎただけならセーフなのかアウトなのか。これもシゼンさんに聞いたが返事がなく、役所の開いてる限られた時間にしか取りに行けないシロモノだったので困った。結局、アウトと言われた場合に備えて印鑑証明書は取り直し、収入印紙はインターネットで検索して必要な金額を調べて用意した。

いよいよフクミミさんとの手続き当日。真っ先に無理を言ってすみません、とお詫びすると、いやいやいや、これはねぇ…お2人のせいじゃないですよ。ぼくシゼンさんに言ったんですよ。もう少し余裕を持って契約できなかったのかって。とフクミミさん。うっうっ、本当にありがとうございます…。

実は住宅ローンは建てられた建物に対して融資されるものなので、建物が完成し、私たちのものになるまでお金が支払われない。そのままだと家を建てる会社は材料費から人件費から何もかも立て替えて建物を完成させないとお金がもらえないことになってしまうので、工事が始まる前、工事が始まって建物に屋根ができた時、建物の検査が終わった時…など節目節目のタイミングで家の建築を注文した人に対して分割払いを請求する。ではこの分割払いの金額を自分たちの資金で用意できないと家は建てられないのかというとそうとは限らず、『つなぎ融資』という名前の住宅ローンとは別のローンを借りて支払うことができる。

節目節目で借りたつなぎ融資は、住宅ローンが融資されたタイミングに一括で返済し、私たちは残された住宅ローンの返済を始めていくのだ。みんなよく考えるなぁと思う。

ちなみにこのつなぎ融資は貸してくれる金融機関によって返済方法が異なっていて、住宅ローンが融資されるまでの間、毎月利息だけ支払う場合もある。今住んでいる場所が賃貸住宅だと、月々にかかるお金が家賃プラスつなぎ融資の利息となってしまうので、いつからいくら支払う必要が出てくるのかはよくよく調べた方がいいと思う。私たちの場合は幸いにも住宅ローンの融資を受けるまで何も支払いが発生しないパターンだった。

フクミミさんがあれこれ気を回して、分割の支払いがあるたびに手続きしなくても済むよう書類を作成してくださった。メインの申込者は夫なので書類への記入や捺印もほとんど夫だ。次々と書類を書いて捺印する様子を気楽に眺めていたら手続きは終わった。これで残りのお金を支払うことができる。ひとまずやるべきことは何とかできた。

フクミミさんとの手続きから数日後。いよいよ土地の代金を支払う日がやってきた。

この日はただお金を振り込んで終わり、ではなく、登記簿という土地の戸籍みたいなものに登録する法的書類の手続きも行われる。登記簿に登録されている売主さんのお名前を、お金を支払った同日中に私たちの名前へ変更するのだ。この変更手続きは自分たちでもできるが、用意する書類が色々と煩雑だったり、お金を振り込んだその日のうちに終わらせる必要があるので不備があってはいけない。そのため、法律上で代理の手続が認められているプロ=司法書士の方にお願いした。

代理で手続きしてもらうにしても現在登録されている人と新しく登録する人両方の実印や署名は必要になる。ということでもう一度関係者が集まらなくてはならない。売主さんとお会いする本当の最後の機会はここだった。

支払いの手続きや登記簿の手続きをどこでするかの決まりはない。銀行で住宅ローンを借りればだいたいその銀行が場所を提供してくれるみたいだが、私たちはノンバンクから融資されていたのでそういう場所が無かった。結局、司法書士の方が事務所の応接室を貸してくださることになり、売主さん、売主さん代理の佐藤浩市似の不動産屋さん、私たち、シゼンさんがそこに集合することとなった。

土地の代金は住宅ローンの融資元から夫が指定した銀行口座に振り込まれる。そのため、銀行が営業している昼間に手続きしなくてはいけない。丸1日仕事を休むのが難しかった私たちは手続きを昼過ぎからの開始にさせてもらった。住宅ローンの融資を振り込んでもらって、銀行で売主さんの口座へ振り込んで、売主さんの口座に代金が入ったことが確認できたら、土地がある市区町村の法務局という場所で登記の手続きを行う。ここまで一気に1日で済ませなくてはならないので、本当は午前中から集まってやった方が良いらしい。私たちは知らずに午後を希望してしまったため、急ぎ足での手続きとなってしまった。

司法書士さんの事務所に集まり、まずは支払いまでに調査を終えることになっていた土地の境界線について売主さんから報告をもらう。道路側の境界は鋲が打たれて明確になっていたが、奥の方は目印が無く、ブロック塀で区切られた範囲が売ってもらう土地、ということになった。古い町並みなので仕方ない。周辺の家はどこもそれほど遠くない未来に売りに出されそうだから、その時に整備できたらいい。

それから司法書士さんの説明があり、登記や銀行の振り込みに必要な書類を書いていく。全ての書類の準備が整ったところで関係者全員が連れ立ってゾロゾロと銀行へ歩きで向かった。

2分ほどで銀行に着いた。振り込む金額が大きいので窓口で手続きしなくてはならない。1ヶ月ちょっとぶりにあった浩市とシゼンさん、そして夫が窓口に張り付いて手続きを進めてくれた。やはり午後の手続きなので当日中の振り込みがギリギリのタイミングだったらしい。ドキドキしながら窓口から一度離れて終わるのを待った。浩市は窓口のやりとりで何かあったらしく、ここは融通がきかないとプリプリしていた。

10分少々で手続きが完了し、売主さんが通帳に記帳して全額振り込まれたことを確認。再度司法書士さんの事務所に戻り登記の手続きを進めてもらい、こちらも無事完了しました、と法務局に行ってくださった方から事務所に連絡があった。これで数日後、土地の権利書が私たちのもとに送られてくる。

最後に土地の上に建っている古家の鍵を売主さんから受け取り、手続きは全て完了した。改めて売主さんにお礼を言う。ありがとうございました。大事にします。司法書士さんの事務所を出た後、売主さん親娘と浩市、私たちとシゼンさんの二手に分かれて帰路に着いた。

一度古家の中に入って日当たりの感じなどを見てみたかったが、数日後に業者さんが家の中に入って穴をあける予定があるとのこと。それなら作業が終わってから入らせてもらえばいいか、と一旦鍵をシゼンさんに預けることにした。鍵を渡しながら夫と2人、「…なくさないで、ください、ねっ…!!」と声をハモらせて強めに念を押した。シゼンさんがあははと笑った。


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↓目次はこちら

家づくり記録 目次① (1)~(10)1度目の検討
 家を作ろうと決めたきっかけから家づくりを1度諦めるまで。

家づくり記録 目次② (11)~(23)建築会社決定
 1度諦めた家づくりに再トライして建ててもらう会社を決めるまで。

家づくり記録 目次③ (24)~ 建築開始
 家を建ててもらう会社が決まり、土地の購入から建築工事の開始まで。