star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

家づくり記録(29)仕様決め

f:id:star_of_bba:20200112200853j:plain


【前回までのあらすじ】
土地が私たちのものになった

www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site


土地の代金を全て支払い、登記の名義変更も滞りなく完了した。とうとう私たちは土地持ちになったのだ。ちなみに、登記簿に名義を登録するときは『持ち分』という項目があり、2人以上がお金を持ち寄って購入したらお金を出した人たちみんなの名前と、それぞれが土地の面積の何割所有するかを登録しないといけない。今回は夫と私の収入を合算して住宅ローンを申し込んだので土地は2人で買ったことになる。とは言えメインの債務者は夫だし、持ち分は夫9:私1くらいでいいんじゃないと気楽に考えていたが、どうやらこうやって好き勝手に決めていいものじゃないらしく、合算した収入の割合に沿って権利をきっちり分けないと相手にプレゼント(=贈与)したことになって余計な税金(=贈与税)がかかってしまうそうだ。うへぇ。結局、合算した夫と私の収入の割合に沿って土地の権利も分けた。

土地の支払いの合間を縫って、ナチュラル社と正式に請負契約を結んだ。この契約も資格を持った人が重要な項目を説明するという法律の決まりがある。本来セッケイさんから説明を受けるはずだったのだが、セッケイさんが体調を崩されておやすみだったため、ナチュラル社内で資格を持っている別の方から説明してもらった。これも土地の契約と同じで、大事なところなのですっ飛ばせない。長くて退屈だった。

契約から数日経ち、シゼンさんから次の打ち合わせはいつにしますか?と連絡をもらった。そこでセッケイさんが復活されたことを知ってほっとした。

セッケイさん復活後の打ち合わせでは確定した間取りを元に家の仕様を決めていった。噂には聞いていたけど注文住宅、自分たちで選んで決めることが本当に、本当に多い。ナチュラル社では追加料金不要の「標準」と呼ばれる選択肢がいくつかあって、その中から選んでいく仕様が多かったが、それでもかなり悩んだ。仕様を決める打ち合わせは2回、かかった時間はそれぞれ4〜5時間くらい。プラス家にカタログを持ち帰って決めてきてください、という宿題もあったのでトータルでは10時間以上かけて様々なことを決めていった。決めた項目はざっとこんな感じ。↓

  • 外観…壁の色や模様、瓦の形と色、窓の大きさ、位置、ガラスのタイプ(透明or曇り)、サッシの色。他にも雪留めと呼ばれる部品の有無及び色や素材、軒や庇の天井部分の色。
  • 玄関…ドアの色とデザイン、鍵の種類、玄関タイルの色、靴箱のサイズと色とデザイン。
  • 部屋…壁は漆喰、床材は無垢床が標準だったのでそれぞれの部屋ごとに床材の木の種類、漆喰の塗り方を選択。天井のクロスは、10cm以上の厚みがあるカタログ2冊から色柄を選択。他にはドアのデザインと色、畳の縁の色柄、板の間の床材、柱や梁などの塗装の色。
  • 水回り…トイレはメーカー固定で色のみ選択。ペーパーホルダーのデザインや手洗い台の有無をオプション料金で追加。お風呂は2つのメーカーから選べて、浴槽の色や壁の色柄を指定。サイズや浴槽のグレードをオプション料金で変えた。キッチンは3つのメーカーから選択。オプション料金で食洗機の設置、浄水栓の追加、コンロ、換気扇、シンクのグレードアップ。別料金で吊戸棚とカップボードの種類と色。洗面台もメーカー固定で色と水栓の種類のみ選択。
  • 階段…踏み板の色、蹴込の色、手すりの色。
  • 造作…大工さんに作ってもらう備え付けのカウンターや棚などの家具のこと。縦横のサイズと設置する高さ、色 。
  • 電気関係…照明の位置、数、種類、照明スイッチの位置、コンセント口の位置、数、インターホンとか給湯器リモコンの位置。
  • その他…『巾木(はばき)』と呼ばれる壁の1番下、床との接触面に付ける板の色、収納棚の板の色、床の木材の種類を切り替える境目に敷く『見切り』と呼ばれる部材の種類、色。庭とベランダの水栓の有無。


どれもセッケイさんがある程度下地を整えて提案してくれて、中には私たちがイエスかノーだけ答えれば良いようなものもあった。それでも決めることの多さに度肝を抜かれた。抜かれたが、間取りを決めたときと同じくらい楽しかったのも確かだ。夫もあれこれサンプルを見比べてにっこにこしていた。

それぞれの色柄を選ぶ際に気をつけていたのは、とにかくはしゃがないこと。ぱっと見の「かわいい!」だけで選ばず、自分たちがおじいさんおばあさんになっても似合うかどうかを考えた。結果、全体的にシンプルでナチュラルな雰囲気になったと思う。

設備のグレードやオプションはメリハリを意識した。私も夫も料理が嫌いじゃない。なので、キッチンに関してはあまり費用を気にせず選びたいものを選んだ。それからお風呂も家で過ごすことが増えたら大事な要素になると考えて広めにした。反対にトイレと洗面台は夫も私も『あればいいです。』くらいの気持ちだったので、洗面台はオプション無し、トイレは手洗い台の設置とトイレットペーパーホルダー変更の2つだけオプション追加。手洗い台を設置した理由は間取り的にドアを2枚開け閉めしないと洗面所にたどり着けない動線になってしまったのと、私が生理カップの導入を検討しているため。ペーパーホルダーは、汚い話で恐縮だが夫も私もトイレにスマホを持ち込むことが多いので上に物が置けるような平らなタイプに変えてもらった。

余談だが、キッチンの上につく開戸の戸棚、吊り戸棚と呼ばれるものだけどあれは収納なので『キッチン』に含まれないことを初めて知った。なのであれは付けなくてもいいし、つけるのであれば別料金になる。(しかもけっこういいお値段する。)言われてみりゃそりゃそうかと思うが、キッチンと言われて思い浮かべる画像にはだいたい吊り戸棚も入っているので、少しだけ腑に落ちなかった。無くてもいいんじゃないかという話も出たが、何となく間抜けな感じになりそうで結局つけた。

ナチュラル社は設備や仕様に関して削っても減額にならない価格設定だったが、自分たちの希望で無くしたものもある。まずは2階に設置される予定だったトイレ。トイレは、どこの建築会社でも2階建以上であれば2つになるようだが、今1つしかなくても困っていないことと、掃除の手間を考えて無くした。減らしたことで費用が安くなったわけじゃないが、オプションや手を洗う場所のことを考えたら結果として減額できたのかもしれない。もう1つはお風呂場の鏡。今のユニットバスはどこのメーカーのものを選んでも、ほとんど当たり前のように洗い場の壁に鏡がついている。あれが何のためなのか、未だに理解できていない。風呂場でボディチェックとかしないしむしろ見たくないし、泡の流し残しが無いようにちゃんと全身シャワー浴びるし、視覚で広く錯覚させなくても実際に広くしたし、無駄に掃除が必要になるし、…と、要らない理由しか思いつかないので無しにしてもらった。一応セッケイさんに「あれ、何のためにあるんですかね…?」と素朴な疑問を投げてみたがセッケイさんも「なんでですかね…」という回答だったのでまぁ大丈夫だろう。

電気のコンセント口に関しては夫との間で少し意見が割れた。私は事前の情報収集で『コードつきの掃除機で掃除することを想像した時に必要な場所』を基本にしてコンセント口の位置や数を考えると良いという知恵と『迷うなら付けろ、付けすぎかなと思うくらい付けろ』という先人たちの言葉を手に入れた上でセッケイさんが提案してくれた図面を見ていくつか追加したいと考えたが、夫はなんで追加するの?延長コードがあるじゃん?という主張だった。いや付けてくれるって言ってんだから付けようよ、事前に付けられるって分かってるのになんでわざわざ延長コードでカバーする前提なのよ、と私が突っ込み、そうか、と夫の中の常識とか価値観みたいなものがアップデートされて私の意見を採用してもらえた。照明は、あまり他人の目につかないような場所のダウンライトはグレードを下げて自分たちで取り替えられるようなタイプに変えた。あとは今の住まいで使っている照明が気に入っているので、引き続き使えるようにシーリング工事の場所を増やしてもらい、ほんの気持ち程度減額となった。電気関係は正直、住んでみないとこれで良かったのかどうか分からない。


こうして仕様を決めた打ち合わせ帰りのとある午後。私たちは自宅には帰らず、解体工事前の古家へ入るため購入した土地へと向かっていた。

古家に入るのはこの日が2度目だった。遡ること数週間前、請負契約を終えた日のこと。シゼンさんから鍵を借りて中に入った古家には、どうしても放置できないものが置き去りになっていた。


≪≪前の話 家づくり記録(28)土地決済 - star_of_bba’s diary

次の話≫≫ 家づくり記録(30)残存物回収 - star_of_bba’s diary



↓目次はこちら

家づくり記録 目次① (1)~(10)1度目の検討
 家を作ろうと決めたきっかけから家づくりを1度諦めるまで。

家づくり記録 目次② (11)~(23)建築会社決定
 1度諦めた家づくりに再トライして建ててもらう会社を決めるまで。

家づくり記録 目次③ (24)~ 建築開始
 家を建ててもらう会社が決まり、土地の購入から建築工事の開始まで。