star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

本を作る(2)印刷屋さんの検討

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(1)はこちら↓ www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site


とりあえず本を作ることと即売会に参加することを決めた。そして試しにブログに書いた家づくり関連の記事をMyBooks.jpに吐き出して本の形のデータにしてみたら、ブログの作成日付ごとに改ページされるのでページ数がドエラいことになった。ページ数にあわせて値段もドエラくなっている。さらによく調べてみるとMybooksでは印刷する紙なども固定されているようだ。このサービスは『記念』の要素が強い。私には合わなさそうとみて早々に方針転換した。同人印刷に強い印刷屋さんを探そう。

その前にどんな形の本が作りたいか、何ページくらいになるのかを大まかにでも決めないと印刷屋さんの比較ができない。Mybooksで作ったデータをベースに改ページする箇所を詰めたり余分な文章を削除しておおよその総ページ数を出した。サイズは本を作ろうと思ったときにもう決めている。私が一番慣れ親しんでいて、大好きな文庫にするんだ。

ページ数とサイズが見えてきたところで家にある文庫本のカバーを片っ端から引っぺがして本の作りを見ていった。紙質、色、ロゴ、デザインなどなどの情報を集めて自分の中に蓄える。中でも幻冬舎の文庫に惹かれた。使っている紙もデザインもかっこいい。和紙のような、すき紙のような、繊維が残っているように見える模様。こんな感じの紙が使えたらいいな。

ここまでイメージできてから印刷屋さん巡りを始めた。そして幻冬舎文庫のような紙を標準的に備えている印刷屋さんはなかなか見つからないことを知る。まったく同じじゃなくてもいい。ああいうすき紙のような模様のある紙は無いものか。

紙を探しつつ、気になったところに片っ端から資料請求していった。現物を見ないことには始まらない。

  • POPLS
    『大手』って感じの資料の内容。印刷の仕上がりが綺麗。表紙の紙の種類は少なめ。

  • 緑陽社
    資料の内容は必要最低限の情報だけど表紙の紙の種類もそこそこ多く、インクの色が標準で選べたりする。印刷の仕上がりはごくごく普通。最低印刷数が30部~。今回、10部で考えているのでちょっと多い。

  • サンライズ
    資料の内容も表紙の紙の種類も充実している。印刷の仕上がりがちょっと好みと合わなかった。全体的にぼんやりしている感じの色合いに見える。職業柄詳しい夫曰く「売りにしている蛍光ピンクの色が一番きれいに見えるように色を調整している」とのこと。

  • プリントキング
    資料が整ってる。表紙の紙の種類が飛び抜けて多い。印刷の仕上がりもとてもきれい。ただ、お高い。

  • 栄光
    印刷の仕上がり見本が充実している。表紙の紙の種類も豊富。見本をたくさん見せているだけであって印刷の仕上がりもきれい。本文の紙に薄いものを選ぶとオプション扱いになってしまい割高になるのが悩ましいところ。


一通り資料請求し終わったが幻冬舎のような模様が入っている色のついた紙を表紙に使えるところは見つけられなかった。どうしたもんかなとずっと頭の片隅で考え続けて閃いたのは、グレーの表紙で紺色のインク使って印刷したらカッコよくない?というアイデア。パワーポイントでイメージ図を作ってみる。うん。かっこいい。イケそう。というわけで、印刷所の候補は色上質紙の『銀鼠(ぎんねず)』という色を表紙に使えるところに絞り込んだ。今のところ栄光さんが良さそうだと思っているが、銀鼠じゃなくて文庫本でよく使われているような薄~いオレンジっぽい色の上質紙に普通のモノクロ印刷だったらPOPLSさんでグッと安く印刷できて、帯を作るのに予算が回せそうだ。どうしようかな。どっちがいいですかね。



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