新居には、猫でも例えられたら激怒しそうなほどの狭い庭があり、芝生を貼っている。
この芝生部分、設計当初の提案では砂利だったのだが私も夫も砂利はあまり良く思えなくて、かと言ってタイルを貼るほどの予算もなく無難な落とし所として芝生になった。つまり、私も夫もあまり芝生に明るくなかったし熱望した結果ではなかったので植えることが決まってからもあんまり勉強しなかった。
引っ越してからは隔週くらいの間隔で夫と二人、えっちらおっちら手入れをしているのだが、どちらも芝生の手入れなんて初めての経験だ。正解がわからないまま肥料のパッケージやインターネットに書かれていることを実行している。
そんな中、実際に芝生持ちになってから初めて、えっそうなの?!と知ったことが二つある。芝生の庭を検討してる方の参考になったら良いなと思う。
なめくじ
4〜5月くらいから雨が降った時に出没するようになった。最初は日に2〜3匹見かけるくらいだったのがあっという間に大量発生した。
調べてみると、芝そのものに害は無いらしいが放っておくとそのうち家の中に入ってくるらしい。絶対に嫌だ。
夜な夜な会社から帰ってきた夫が駆除していたがきりがなかった。あいつら危機を察知する能力及び報告・連絡・相談する体制がゼロ。
最終的に餌タイプの駆除剤を撒いた。
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撒き始めたばかりのころはナメクジが駆除剤に群がって毎晩パーリィナイトだった。発狂するかと思った。
そんな日が4〜5日続いたと思ったら見かけなくなり、安心したのも束の間2〜3週間したらまたじわじわ増え始めて慌ててまた駆除剤を撒き散らかしパーリィナイト→今度は2〜3日で見かけなくなる…というのを2ターンほど繰り返してようやく本当に見なくなった。長い戦いであった。
きのこ
第一発見者は私だった。朝、出社するために家を出てふと芝生に目をやるとど真ん中にぽつんとキノコが生えていた。
…は?って声出た。芝のあるところは南側で決して日当たりの悪いところではない。え、きのこってこんなところに生えるの…?戸惑いながら引っこ抜いた。なんの抵抗もなくスルッと抜けた。…は?また声が出た。こんな簡単に抜かれていいのか。生きる気あんのかよ。地に足をつけた生き方をしろ。既に出社していた夫に写真付きで報告した。ウケてた。
これも調べてみて芝生あるあるだということがわかった。『シバフダケ』という名前までついていた。日本では認められていないがヨーロッパではよく食べられているらしい。ちょっと興味が湧いたが食べてない。
こちらも芝生に害は無いらしい。ただやっぱり気になるので見つけたら抜くようにしていた。日に日に収穫量が増えていたのだが、先日、芝生の刈り残しを熊手で掻き出した後にサッチ分解剤という薬剤を撒いたら翌日から全く生えなくなった。
共通して言えることは
ジメらせちゃダメ。ということみたい。今回起きたことはどちらも芝生に悪影響が出るものではなかったけど、病気や害虫を防ぐためにも水捌けよくしておくのは大切なことらしい。水やりは地面が乾いてるのに気付いたらやれば良い。芝生は枯れた葉が土に還りにくいので専用の分解剤を撒いたり葉を掻き出してあげたりするのが大切。
未だに茶色い部分があちこちあるので、できる限り手入れして来年には綺麗なグリーンの絨毯になるといいなと思う。