star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

本を作る(17)文フリ感想

f:id:star_of_bba:20210404145652p:plain:w110

前回の続き↓

本を作る(16)文フリ参加レポ - star_of_bba’s diary


(1)はこちらから↓
本を作る(1) 20代みたいなノリ - star_of_bba’s diary



今回の初体験については最後に文フリで用意したもの、印刷したものとそれらに感じたこと、参加したときの所感をまとめて最後の記事にしたい。



用意したもの(雑貨類)


用意したもの(紙類)
  • ポスター
    ポスターラボさんで発注。今回作った印刷物の中で一番発色が良かった。「フォト半光沢紙」という紙を選んだのだがテカりすぎずでもポスターっぽいツルツルさも残されていてちょうど良かったと思う。ポスターはまたこちらにお願いしたい。

  • チラシ
    50部刷って全部配り切ることができた。チラシだけでももらってくれる人がいたのは嬉しかった。チラシきっかけで買ってくださった人もいたし。机に置きつつ自分でも手渡すスタイルでやっていたが、机から持って行ってくれる人はほとんどいなかった。これ以上刷ると余りそう。
    チラシのできあがりだが、緑系のボワ~っとにじんだ背景の上に黄色の表紙を乗せるという私のデータの作りもよくなかったと思う。思うけど、裁断が本当に気付かない程度に斜めだったり黄色の表紙がほぼ緑で出たりであまり良くなった。夫曰く、発色の悪さは紙の質が良くないせいでもあるらしい。安かったので納得はしているが、ここにはたぶんもうお願いしない。

  • 名刺
    コミックモールさんのキャンペーンでサービスしていただいた名刺。自分ではけっこう気に入ったのだが、ほとんど手に取ってもらえなかった。1部くらいしか捌けなかった。これは買ってくださった人へ本を手渡すときに挟んだりしてもっと自分から手渡すべきだったかもしれない。


  • プリンパさんで頼んだ。こちらも思った通りの色を出してもらえて満足。背幅のサイズに自信が持てずある程度調整ができるようにと折り加工のオプションはあえて選ばなかったのだが、自分の不器用さをまっっっったく考慮していなかった。自分で巻いたらちゃんと背表紙の真ん中合わせられるとでも思ったかこの間抜けめ。次回帯を頼むことがあれば素直に折り加工を入れたい。


所感
  • 告知大事。「気になったので来てみました」とか「Twitterで見ました」とか言うありがたいお言葉をちらほら頂いた。基本中の基本だけどやっぱり文フリのWEBカタログは絶対充実させた方がいいしTwitterなどの告知もたくさんした方がいい。

  • 装丁大事。いわゆる『ジャケ買い』される方もいらした印象。買うまで至らなくても手に取ってもらうきっかけにはなる。値は張ったけどカバーも帯もつけて良かった。

  • ポスター大事。文学のフリマだけあって皆さん目に入った文字はとりあえず読んでくださる。どんな本か、の情報を通りすがりの数秒でしっかり伝えられると近づいてもらいやすい気がした。

  • 目があった人、興味を持たれたっぽい人には積極的にこんにちは〜と声を掛けて試し読みだけでもどうぞ、とチラシを渡したんだけど正解だったのか分からない。何もしなかったら確実にチラシは余ったと思う。でも夫は俺だったら声かけてほしくないと言っていた。近寄りにくく感じた人も居たかもしれない。
    あと近寄って見本を手にしてくださった方がパラパラとページをめくってる間は話しかけず通路の方に向かってこんにちは〜とか言って気にしてませんよ〜ごゆっくりどうぞ〜って雰囲気を出してたつもりなんだけど、こちらもどう接するのが正解なのか分からない。もっとセールストークみたいなのした方が良かったんだろうか。
    どっちも自分がお客さんだったらこうしてほしいな、って思ってやってるんだけど良いのか悪いのか分からないな。

  • 収支だけど、支出は雑貨買ったり参加費払ったり全部ひっくるめると4万ちょっと。収入は1.5万くらい。トータル3万いかないくらいの持ち出し。
    趣味として考えたら7ヶ月もの長い期間、3万かからないくらいの費用で遊べた。感じ方は人それぞれだけど私はお得な遊びだと思った。
    本にしたい、がそもそもの動機だったのであんまりシビアにコスト管理しなかったが、ページ数調整したりカバーやめて表紙工夫したり、雑貨ももっとよく吟味して必要なものだけ買えばトントンくらいまではぜんぜん持っていけると思う。

  • レポでも書いたけど買ってもらえて本当に本当に嬉しかった。バザーとかフリマとかメルカリみたいな感覚で、わーい大人のお店やさんごっこだー、ぐらいに思って参加していたので自分の中から湧き出たこの感情は不意打ちだった。見ず知らずの人に自分を肯定してもらえたような気持ち。物を作るためのモチベーションが少しだけ分かった気がする。この喜びは癖になる。




本づくりの挑戦と文学フリマデビューのお話はひとまずこれでおしまい。とにかく頭からお尻までずっと全部楽しかった。買ってくださった人、読んでくださった人、参加を見守ってくださった方、おめでとうと言ってくださった方、みんなみんなありがとうございました。

実はもう次回の文フリも申し込んだ。何出そうかな〜と考え中。また半年楽しくやってきます。