star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

チョコレート嚢腫をきっかけに代替医療を試してみた

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卵巣の異常で、MRIの検査結果が出て子宮内膜症だと分かり、とりあえず様子見て3か月後また調べましょうという事になった時、医師に何か食べちゃいけないもの、しちゃいけないことなど、日常生活で気を付けることはないか聞いた。「ない。」即答だった。えっと新婚なんですけど夫婦生活とかは・・・?「ぜんぜん問題ないよ。むしろ、妊娠すると良くなったりする。」という回答だった。

気を付けることは何もないと言われても、不安だから何かにすがりたいのが人情だと思う。何とか少しでも良い方向に向かわないかとアレコレ調べて試したりしてしまうものだ。私もインターネットで調べまくった。そして、冷え取りと食事制限を始めた。

冷え取りというのは、すごく端的に言うと体を温めると健康になります、っていう民間療法。具体的には常に靴下を重ね履きして、足の冷えを防止する。重ね履きする靴下は絹と綿、交互が良い。重ねる枚数は最低4枚。このために私は4千円近くする「冷え取り靴下」を2セット買って、家にいる間は常に履き、会社以外の外出でも2枚は履いて出かけるようにした。そして同じく4千円弱の絹の腹巻も買って、ほぼ毎日常に着けていた。

食事制限は、これまた身体を冷やす食べ物はやめましょう、というやつ。とにかく白い食べ物を憎む。白砂糖とか。あとは肉やコーヒーもNG。サイトによってはチョコレートや卵もだめだと書いてあった。砂糖はきび砂糖に変えた。コーヒーは一切飲むのを止めた。肉もほとんど口にしなくなった。何か食べるときは必ず身体を冷やす食べ物かどうか調べて、冷やすと書いてあった食べ物は量を控えるか食べるのを止めた。

そうやって3か月過ごして再度病院に行った結果、私を待っていたのは左右それぞれ2cmずつ大きくなった卵巣たちだった。

ショックだった。良くなってるとまではいかなくても、せめて現状維持くらいはできててほしいと望みを持っていた。自分の身体、どうしちゃったんだろうって思った。こんなにがんばったのに。

やり方があまかった?継続してる期間が短かった?効果が無かった理由はちゃんとあるかもしれない。だけど、よく考えたら、できることは「ない」と言い切った医師の後ろにあるものと、私が試した習慣との間には、サンプル数も向き合ってきた時間もかかわった人の数も、比べ物にならないほど差があるのだ。

病気が治るかどうかなんて、突き詰めてったら最後は「運」でしかない。人は、少しでも良くなる可能性のある方を選んで賭けるくらいしかできない。それなら私は、試した人が多くて結果が出ている方を選ぶことにする。病気になってまで頑張りが足りない、なんて自分を責めたくない。大きくなった卵巣を見せられた時、そう決めた。これからも、もうこういうものには頼らないと思う。

 

★頼らないけど気に入って習慣として残ったものもある↓

www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site


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