去年の11月、初めて学校や会社の行事じゃない自力のキャンプに行ってきた。
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それがまぁあんまりにも楽しくて、その時はキャンプ道具一式借りて設営などもスタッフの方に教えてもらいながらだったのだけど、今度は自分たちの道具で自分たちだけでやってみたい!という意欲に繋がり、2回目半年ぶりのキャンプへとあいなった。
まずは場所探し。車を持たないしペーパードライバーの私達夫婦は公共交通機関で行けるキャンプ場が第一条件になる。それから人混みや騒がしいのも嫌なので、あまり混まないところ。さらに、できれば綺麗めなところ。
なかなか厳しい条件だったけど、何とか見つけることができた。それが印旛沼サンセットヒルズという、千葉県佐倉市のキャンプ場だった。
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京成佐倉駅からバスで15分ほど。私達は江戸川区の端っこに住んでいるので、京成佐倉までも1時間弱で着いてしまう。口コミも概ね評判がよく、トイレやシャワーなどの設備もきれいだという声が多かった。1ヶ月ほど前に電話し、受付してくださったおじさんに「景色の良いところがいいですよね?」と言われて「ぜひ!!」と絶叫して無事予約を終えた。
キャンプ当日。荷造りとシャワーを浴びるために5時半起床。目覚ましが鳴ってもなかなか起き上がれなかった私に夫が「キャンプだホイッ。キャンプだホイッ。」と声をかける。そうだ。キャンプだ。ずっとずっと楽しみにしていたキャンプだ。ホイッ。
頑張って起き上がってシャワーを浴びる。シャワー完備の施設だけど、もし混むなら入らないでも済むようにしておきたかった。
事前にノートに書いておいた荷物リストを読み上げながら荷物を詰めていき、前の日に買い揃えた食材をクーラーバックに入れる。隙間を縫って私がコンビニに朝ごはんを買いに走り、夫が5分でシャワーを浴びてバタバタと出発。出発の3時間前に起きたのに結局バタバタしてしまった。この辺はもうちょっとスマートになりたい。
電車に乗る前にスーパーで買い残したホットドッグ用のパンを買おうとしたがまだ開いていなかったため、コンビニで食パンを購入。予定通りの電車に乗ってサクサクとキャンプ場の最寄り駅に到着した。想像していたよりずっと近い。
バスの到着まで10分ちょっとあったので、買い忘れたマシュマロを買うために駅から徒歩5分のスーパーへ入った。広くてちゃんとしたスーパーだ。なんだ、事前に買い物する必要無かったな。次回は食材はここで買い揃えよう、と話し合いながらマシュマロとビスケットを購入。
レジが混んでいたため、スーパーを出たのはバスの出発時刻3分前だった。バス停に向かってるバスが前方に見えた。これを逃したら次は1時間後。焦って大量の荷物を抱えながらヒィヒィと小走りした。私の倍近い重量を背負って後を追ってきた夫に後でボロクソ言われた。でもそのおかげで何とかバスに間に合ったし、バスに乗り込んでからずいぶんと長いこと息が整わなかったのは私の方だったんだから許してほしい。
15分後、無事目的地に到着。広くて、草花がたくさんあって、かつ綺麗に整備されている場所だった。
「受付は11時からです」という貼り紙が貼り出されていたので、大人しく近くのベンチに座る。施設のスタッフの方から「延長の方ですか?」と声を掛けられた。ここでは11時のチェックイン前と10時半のチェックアウト後、それぞれ予約に空きがあれば時間の前倒しと延長ができる。「あ、ちがいます。」と答えて「11時から受け付けますのでね、少々お待ちくださいね。」と言われた。「はい。」と答えてのんびり座ったり周辺を散歩したりして30分くらい時間を潰した。あとバスに乗る前の必死ダッシュで疲労困憊していたのでコーラで栄養注入したりした。
11時を過ぎて「お待たせしました~」と声がかかる。私たちが一番乗りだったが、その頃には他にも2~3組順番待ちの人たちがいた。促されるまま管理棟の中に入って、住所氏名、宿泊人数を記入してお支払い。頼めそうだったらチェックアウトの延長を頼もうかと思っていたが、てきぱきとお支払いやチェックアウトの案内をされてなんとなく言いそびれてしまった。まぁいいか。
会計が終わってから外に出て、係の方からさらに詳しい説明をしてもらう。ごみの捨て方、炊事場所、トイレ、シャワールームの場所。丁寧で分かりやすかった。
私たちに割り当てられたのは「7番」のサイト。景色が一番良いサイトで、とても人気があるらしい。これも説明の時に教えてもらった。ラッキーだ。早めに予約してよかった。
サイトに到着。トイレや管理棟から近く、炊事場も近い。目の前は印旛沼で景色も開けている。景色が開けていながらも、コの字型に生垣があるため座ってしまえば隣り合ったサイトからの目線は気にならない。さらにどこからかハラハラと桜の花びらが散ってきて、とても良い場所だった。備え付けのテーブル(すごく便利だった)に荷物を置いて、テントとタープをたてる位置を夫と相談。景色が見えるようにしよう、と向きを決めて早速テントから張り始めた。
地面は土で、雨上がりでしっとりとしつつ柔らかい。ペグが倒れたり抜けてしまうほどではなかったが、ペグを打ちこむと周りの土にヒビが入るような柔らかさだった。
スルスルとテントを張り終わり、タープに取り掛かる。裾を引っ張る方向やペグを打ちこむ位置に少々迷ってしまった。この辺はまだまだ勉強だなと感じた。
お腹が減ってしまったので、さっそくお昼を作ることにした。時間も12時半過ぎ。ちょうどいい。焚き火するにはまだ明るいし、あんまり早く始めると薪がもったいないのでガスバーナーコンロを使って棒ラーメンを作る。
ガスバーナーコンロ、すごく便利だった。あっという間にお湯が沸き、棒ラーメン2束がすぐ茹で上がる。あったかくてものすごく美味しかった。十分お腹が満たされる量が食べられた。
焚き火を始めるまで手持ち無沙汰になり場内を散歩した。
共有エリアを回った後は他の人のサイトを覗かせてもらった。ソロキャンパーがいたり、大人数で複数貸し切っていたり、思い思いのキャンプの様子が見られて楽しかった。
サツマイモやサトイモをアルミホイルにくるんで焚き火に放り込んだり、ピザを焚き火台の下の熱で焼いたりしたかったので、まだ明るいけど15時過ぎから焚き火を開始することにした。
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