star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

家づくり記録(36)ショールームめぐり② カーテンのショールーム

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【前回までのあらすじ】
ベランダデッキの色を決めた。

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自分たちでショールームへ行き、『おもてたんとちがう』事態に陥りつつもベランダデッキの色や施工を決めた私たち。ベランダデッキは使える建材がはっきりしなかったり検討に時間がかかったので、その間に、カーテンのショールームにも行った。

カーテンのショールームは都心のおしゃれエリアにあった。今の自宅からは1時間くらいで、ベランダデッキを見に行ったショールームと同じくらいの距離だけど心の距離感がベランダデッキのショールームとはだいぶ違った。久しぶりの外出と久しぶりのおしゃれエリアに到着するまではワクワクしたが、駅に着いた瞬間そんな気持ちは吹っ飛んだ。随分混んでいる。密です。そそくさと目的のショールームを目指した。

古くて大きめのビルがショールームだった。受付で名前を告げる。受付してくださった方がお部屋の中へ案内してくれた。ショールームの中は半分が壁紙、もう半分がカーテンのサンプルエリアだった。すべての壁、それから部屋の中心に様々なカーテンと壁紙が所狭しと並んでいる。これだけでテンションが上がる。

部屋のあちこちにテーブル、カタログ、洋服屋さんで見るようなハンガーラックが1セットで置かれている。その中の一つに案内され、とりあえず椅子に座った。今日はどのような…と聞かれ、詳細を伝える。家を建築中なこと。既に一度カーテンを選んで見積もりを取っていること。選んだカーテンがイメージと違っていそうなのでもう一度確認しつつ、他に良いものが無いか改めて探したいこと。

受付の方はベテラン風の女性で、私たちの説明を聞き、持ち込んだ見積もりを見ると慣れた様子でショールームの説明をしてくれた。この部屋のこちら側にはAカタログのサンプルがかかっています。Bカタログのサンプルはあちら側から向こうにあります。その他、CシリーズとDシリーズのサンプルが別の部屋にありますので、ご自由に行き来してください。ハンガーラックはご自由にお使いいただいてけっこうですので、サンプルを見つけたらぜひハンガーラックにかけて色柄をご確認ください。お見積りに記載された型番のカーテンは私の方でご用意いたしますので、どうぞ他の柄をご覧ください。

シンプルで効率的な手順だ。長い間に積み上げられたノウハウが見えて興奮する。お言葉に甘えてまずは壁に沿ってぐるりと歩きながら全部のカーテンを眺めた。情報量が爆発していてぜんぜん分からない。

戻ってくると受付の女性は既にいなくなっていて、見積もりに載っているカーテンがきっちりとラックに掛けられていた。素晴らしい。改めて見積もりを出してもらったカーテンを眺める。ショールームのサンプルは少し大きめで、カーテンっぽく吊り下げられた状態で見ることができる。もらったサンプルはB5サイズだったので、このサイズで見るとまたイメージが変わった。どれも見積もりと一緒に受け取ったサンプルよりずっと良く見える。変更しなくて大丈夫なのかもしれない。

とは言えせっかく来たんだからとりあえずもう一度選んでみよう!と決めて、まずは、カーテンをかける部屋ごとにカタログを見て気になるものをチョイス。カタログを全ページ見終わってチョイスし尽したらサンプルを取ってきて確認。という流れを作った。カタログは余裕で10cmを超えていて、かつ2冊ある。気の遠くなるような数のカーテンから候補を選ぶのはそれなりに大変な作業だった。さらに、選んだカーテンの型番を探すのもなかなか難しい。ほぼカタログの番号順に並んでいるのだが、たまに迷子になる。そんな時は受付の方を呼んで見つけてもらった。私たちが見つけられないサンプルが、受付の方の手にかかるとものの数分でやってくる。プロだ。すごい。

そうやって主寝室、客室、リビングのカーテンを選んだ。選んだカーテンを壁紙のコーナーに持って行って家の壁と近い色味の壁紙にあててみたり、窓に寄せて日の光を透かしてみたりして検討する。B5サイズよりはだいぶイメージしやすい。来て本当に良かった。

結局、ほとんどのカーテンは最初に選んだものが一番良さそう、という結果になった。見積もりが最初に設定していた予算をオーバーしていたので、ここで少しでも安いものを選べたらよかったのだが無理だった。それどころか、レースカーテンは見積もりより高いものが気に入ってしまった。どうしよう。

夫はカーテンに対してあまり煩い色柄じゃなければいいや、という感じでほとんど希望が無かった。レースのカーテンについてもどちらもいいんじゃない、任せるよ。というスタンス。ただ、どっちでも合うとは思うけどそんな些細なところを安いって理由だけで気に入らないカーテンにしても仕方ないんじゃない?と言われた。確かに。確かにそうなんだけど。

とにかく、候補を選ぶことはできたので、お礼を言ってショールームを後にした。やっぱり最終的には実物と合わせないと決め切れない。カタログと小さなサンプルで見た時よりは自分たちの選択に自信を持てたけど、100%ではない。カーテンは本当に難しかった。間違いなく難易度No1の『決めること』だった。

帰宅後新たな候補になったカーテンの型番をヌノモノさんに伝え、再見積もりを依頼する。夜遅い時間だったにもかからず、ヌノモノさんからの了解の返信が早くて心配になってしまった。

数日経ってヌノモノさんから見積もりが送られてきた。当然、高いのを選んだので見積もり金額は数万アップした。たかが数万されど数万。見積もりの金額だけでは決められない。やっぱり家に合わせてみないことには決断できなさそうだ。ヌノモノさんに、床などができあがって見える状態になってから決定させてほしい、とお願いして了承いただいた。

そういえば、カーテンやベランダデッキのショールームに行ったことをナチュラル社の方々へ報告して用件を伝えると、だれからも『ありがとうございます。』という返しが来る。不思議に思っていたがネットで注文住宅の経験談などを調べると、どうもショールームというものには建築会社の営業さんやインテリアコーディネーターさんなどと一緒に行く人が多いらしい。『自分のことは自分で』精神がモットーの私たちは、シゼンさんやヌノモノさんに同行してもらうなんて思いつきもしなかった。もちろんショールームにもプロがいるので不便は全く感じなかったが、メーカーから紹介されたものが建築会社によって対応できない場合もあるかもしれない。実際、キッチンが見たくてショールームに行った時はナチュラル社で扱っている製品がホームビルダー向けの製品で現物を見ることができなかった。自分たちでショールームに行くときは、事前に相談した方が無難だと思う。


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家づくり記録 目次① (1)~(10)1度目の検討 - star_of_bba’s diary
 家を作ろうと決めたきっかけから家づくりを1度諦めるまで。

家づくり記録 目次② (11)~(23)建築会社決定 - star_of_bba’s diary
 1度諦めた家づくりに再トライして建ててもらう会社を決めるまで。

家づくり記録 目次③ (24)~(32) 建築開始 - star_of_bba’s diary
 家を建ててもらう会社が決まり、土地の購入から建築工事の開始まで。

家づくり記録 目次④ (33)~ 完成 - star_of_bba’s diary
 工事の始まりから完成まで。