star_of_bba’s diary

甲状腺、卵巣と立て続けに手術したのち遊び歩いてます。

本を作る(8)助言者、CMYK

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前回の続き↓
本を作る(7)文フリ偵察 - star_of_bba’s diary

(1)はこちら↓
本を作る(1) 20代みたいなノリ - star_of_bba’s diary


文フリの興奮が落ち着くにつれ、がんばるぞの気持ちも落ち着いて来た。いや。もう表紙できてるし。カバーもできたし。本文もPDF化終わってるし。口絵として写真を貼ったページを数枚作れば完成だし。できたも同然っしょ。ヨユーっしょ。

あとは表紙の紙だなぁサンプル早く届かないかなぁと口を半開きにしたまま日々を過ごしていたら、twitterの知り合いが「表紙の入稿用データくらいなら作ってやるよ」と声を掛けてくれた。なんというありがたさ……!秒速で飛びついてお願いする。相手がわざわざ心と頭と時間と手を動かしてくれたのであれば、それにいちいち遠慮する必要はないのだと最近は感じている。人生は短い。相手の動きを無駄にするべきじゃない。

カバーの完成データと素材を送る。数日経って、少し手直しすればこのまま入稿できそうだよ、と連絡をくれた。詳しく聞いてみて本当に少しの手直しだったので自分でやってみる、とお礼とともに答えた。ありがたや。

もらったアドバイスに従って消し忘れていた余分な線を消す。あとは色の構成をRGBからCMYKへ変換するだけ。インターネットで変換方法を検索したら少し手間取ったけどわりとすぐできた。よっしゃよっしゃ。マジで完成じゃん。ヨユーじゃん。

ご機嫌な毎日を過ごしていたところで夫から進捗を聞かれたのでカバーをCMYKに変換したことを伝えた。夫がCMYKにするとだいぶ色変わるぞ?大丈夫か?と心配してくる。そんなことくらい分かってる。ちょっとムッとしながら分かってるよ。別に『この色じゃなくちゃイヤ!』ってほど拘りはないから、多少色が沈んでもいいよ、と答えた。夫はなおも聞く。あの黄色の部分、RGBではどういう数値で設定したの?CMYKにしたらどんな数値になった?

…すうち…?

夫がほらなという顔をする。値で示されてもどんな色か判別つかないしいいよ!と抵抗したが、そう言っていざ仕上がったら『えーぜんぜんちがーう』とか言い出すんだよだいたいなぁExcelで入稿してくるんじゃねぇよそんなもん見た目通りにできるかよ、と夫は仕事であったらしい出来事を思い出しながら怒りはじめた。とんだとばっちりだ。そんなこと言わないもん…とまだ抗っていると、あのなぁこっちはプロだぞ!?と凄まれ、しぶしぶデータを見せる羽目になった。カバーデザインの黄色く塗られた部分をスポイトで吸い上げて色の設定を見せる。

「……数値、がちゃがちゃじゃん…。」

がちゃがちゃだった。えへへ。

照れ笑いしながら解決策を探す。インターネットでカラーコードを入れればRGBとCMYKの数値が表示されるサイトを見つけた。カラーコードの一覧で好みの黄色を見つけてからこのサイトでRGBの値を確認し、カバーデータの色の数値を設定し直した。そしてもう一度CMYKへ変換。プロの言うこと聞いてよかった。



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